2019年甲子園・夏大会注目選手

【山村崇嘉(東海大相模)】「名門・東海大相模の核は2年生の4番」

【山村崇嘉(東海大相模)】「名門・東海大相模の核は2年生の4番」

あらすじ

神奈川の名門・東海大相模で1年秋から4番を任せられているのが山村選手。

鵜沼選手、西川選手と2年生トリオの一角として、今夏の神奈川大会7試合で83得点(一試合平均11.8点)を挙げた攻撃陣の軸。

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中でも山村選手は、大会トップの17打点を挙げ、打率は4割8分4厘と大活躍。

 

高校通算本塁打は38本にものぼる。

 

一冬超えて22本の本塁打を放ち量産する姿に、清宮幸太郎選手が作った高校通算111本塁打の記録を抜くのは『山村選手だ』と一部の高校野球ファンからささやかれる程、その期待は大きい。

また、非凡な打撃だけでなく、中学時代は投手としてU15日本代表の試合に選手・出場し、東海大相模1年夏の公式戦でもマウンドに立っている二刀流選手。ハイクラスのスキルを持つ山村選手に注目が集まる。

 

プロフィール

  • 世代 2002年度生まれ
  • 投打 右投左打
  • 身長 178cm
  • 体重 80kg
  • ポジション 内野手
  • 所属 東海大相模
  • 学年 2年
  • 小学 武蔵府中リトル 2011年,2012年,2013年,2014年
  • 中学 武蔵府中リトルシニア 2015年,2016年,2017年
  • 日本代表 MCYSA全米選手権大会日本代表 2017年
  • 日本代表 U-15アジアチャレンジマッチ日本代表 2017年
  • 高校 東海大相模 2018年,2019年,2020年
  • 全国大会(中学) 中学1年 2015年リトルシニア日本選手権大会(ベスト8)
  • 中学2年 2016年リトルシニア日本選手権大会(1回戦)
  • 中学3年 2017年リトルシニア全国選抜野球大会(3回戦) 2017年リトルシニア日本選手権大会(ベスト8) 2017年ジャイアンツカップ(2回戦)

 

強豪・武蔵府中シニアで2年時から主戦を務め、チームを全国大会に何度も導く。

当時は、投手としての評価が高く、最大の武器は中学生とは思えない変化球のキレ。

 

特にスライダーは秀逸で、魔球との呼び声も。 打者としても抜群の才能を誇り、全国の強豪校が目の色を変えて獲得を狙っていたほど。

 

考えた末に、夏の甲子園10度出場のある名門・東海大相模へ。

今夏の神奈川大会決勝、4番・山村選手は2本塁打を含む、6打数4安打4打点と大暴れした。チームは計26安打24得点で神奈川大会決勝の最多得点を記録した。

 

「ホームランを狙っていたわけではなく、強い打球を心掛け振り抜いた結果がホームランになりました」

 

7点リードの四回に1番・鵜沼選手の2ランに続き、左の大砲が右翼スタンドに3ランを運んだ。

 

7番・西川選手も左越えの2ランを放ち、いずれも2年生の“100発トリオ”に1イニング3発が飛び出した。山村選手は六回にも右越えソロを放ち、高校通算38発。

 

鵜沼選手は22発、西川選手は42発で2年の夏ですでに3人計102発。この日は遠藤選手のソロと合わせて、大会タイ記録の1試合5発24得点は1976年の決勝(対向上)で巨人・原監督ら大先輩たちが作った19得点を大きく塗り替える記録を作った。

 

中学時代(U15、武蔵府中シニア)

U-15に投手として選出。ゆったりとした投球フォームで常時130㎞中盤のストレート。スライダーにチェンジアップを投げる。

なんといってもその凄さはひょうひょうと投球出来るクレバーな投球スタイル。『ストレートが凄い、コントロールがいい』、端から見れば凄いと感じるのだが、いい投手は試合を支配出来る投球スタイルがある。東海大相模OBでもある巨人の菅野投手がいい例だ。

「随分やんちゃなところがありましたが、私にしてみれば本当にかわいい子でした。教えがいのある子でしたね。よく怒りましたが、こちらが愛情を持って接すれば愛情で答えてくれる。そんな良い子でした」と、素直な性格が成長を後押ししていった。

 

凄さ

今年の春季大会4回戦、日大藤沢戦で放った本塁打。左投手のスライダーをしっかりと見極めたり、難しいストレートはファールにしながら、高めに浮いたストレートを振りぬいた。打球は打った瞬間それとわかる本塁打をライトに放った。

来た球を振りぬくという野性的センスではなく、取捨選択出来る頭のいい打者としてスカウトも高い評価を付けている。

 

まだまだ伸びしろがある

東海大相模では全国から集まった先輩や同級生にもまれ、1日1000スイングを自分への日課にしている。

 

日々の積み重ねで体得したものは「フェンス越えちゃいました」「まじで?」。春先の打撃練習。

 

山村の打球が学校のグラウンドで右翼の高さ約20メートルのフェンスを越えた。舌を巻いたのは、2015年夏の全国優勝チームで打撃投手を務めたOBの大木翔太郎さんだ。

 

教育実習の傍ら、放課後は後輩相手に白球を投じ、「山村は規格外。打撃練習であの柵を越えた選手は聞いたことがない」と凄さを物語っている。

 

今夏、準々決勝の対相洋戦。『初球から思い切り振っていく』と心に決めていた。三回2死一塁で外寄りの速球をフルスイング。横浜スタジアムの右翼席最上段まで持っていった。それは、独自の取り組みで打力を高めてきたから。地面に映る自分の影を見ながら打撃フォームを修正。ネクストバッターズサークルでは、バットを3本束ねて振ってから打席に入る。『バットが軽く感じてないと嫌なんです』。

 

スイングスピードは時速154㎞を誇る。

 

2年で4番を任せられることに重圧で押しつぶされそうになることもあったが、

「井上さんや遠藤さんが『気楽にいけよ』と声を掛けてくれたし、みんなが塁に出てくれているので」

と自分のリズムで打席に向かうことが出来ている。

「早く帰ってバットを振りたい」

タテジマの背番号3は、まだまだ打ちたい・上手くなりたい気持ちで明日に向け日々練習に勤しんでいる。

 

将来像・進路

県大会終了後、

「(甲子園でも)チームの勝利に貢献できる打撃をしていきたい」

と山村選手。目標は、全国制覇を果たした2015年以来の頂点だ。名門校の2年生4番が初の大舞台に乗り込んだ。

 

初戦、クレバーな投球で注目度の高い近江のエース林選手からライトへタイムリーを放った。鵜沼選手・西川選手と共に来年のドラフト候補として大きな期待を掛けられている山村選手。柔らかくかつ豪打で、チームの顔として活躍を続ければおのずとプロ入りの道は開けるだろう。

 

参考資料:

 

 

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