軟式野球

硬式野球だけじゃない!元東京球児が東京の強豪軟式中学野球部を紹介する

こんにちは、橘裕司です。

今回の記事は東京の元中学、高校野球部出身のライターが、

「硬式野球も良いけど、軟式野球の強豪校も中学野球の選択肢にしたい」

「中学野球で実力を伸ばせそうな中学はどこだろうか?」

という方向けに書きました。

東京のまだ小学生で、進路に悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。

はじめに

東京の中学校で、部活動の野球をやっている球児がまず目指すものとしては、秋季大会(新人戦)、春季大会、夏季大会(選手権大会)からなる「都大会」があります。

各区や市の予選を勝ち抜いた代表が一路に会する場であり、関東大会や全国大会への切符を掴むために、各校がぶつかり合う場でもあります。

高校野球と比較した中学野球の特徴は、出場校も多く、各校の力が拮抗していることです。

高校野球ではスポーツ推薦が多く、注目度も高いため、学校間の力の差がでてきますが、中学校ではスポーツ推薦も多くなく、また私立公立での設備の差等も少ないため、必然的に拮抗します。また、中学から硬式野球に進む有望な選手も多く、その点も結果的に中学軟式野球の乱戦を招いていています。

そのため、強豪として全国的に有名な学校の付属中学校であっても、勝てるとは限らない大会となっています。

近年の都大会結果

都大会は上記で説明した通り、秋季大会、春季大会、選手権大会の3つの大会から構成されています。過去10年の3つの大会の優勝校をまとめた表が下記です。

年度春季大会選手権大会新人大会
平成29年日大二中駿台学園中(日大二中)駿台学園中
平成28年狛江四中上一色中(大坂上中)駿台学園中
平成27年東海大菅生中上一色中(東海大菅生中)上一色中
平成26年上一色中駿台学園中(上一色中)上一色中
平成25年上一色中駿台学園中(上一色中)青戸中
平成24年赤羽岩淵中上一色中(瑞穂二中)新小岩中
平成23年青戸中駿台学園中(武蔵村山一中)上一色中
平成22年駿台学園中鐘淵中(駿台学園中)東海大菅生中
平成21年赤羽岩淵中足立九中(上一色中)足立十四中
平成20年明大中野中鐘淵中(日大二中)足立九中

※選手権大会の()内は準優勝校になります。

上記を見ていただければ分かると思いますが、駿台学園中と上一色中以外は複数回優勝している学校は少ないです。このことからも、乱戦が想像できるかと思います。

次項からは特に近年成績が安定している3校をTOP3として紹介したいと思います。

強豪校紹介

◆駿台学園中学校

【学校紹介・成績】

駿台学園中学校は、東京都北区にある私立学校になります。直近10年での都大会優勝回数は7回です。特に直近5年での上昇が際立つ結果となっています。

【特色】

チームスローガンの「周りのために真剣になれ」のもと、仲間同士でも厳しくし、切磋琢磨していることが特徴です。これには理由があり、「負けた時の悔しさを負ける前に気づく」ということを追求した結果、自分の為だけに一生懸命でなくなったことに起因しているようです。

また練習は焦ってやることを重視しているそうです。試合では焦ったり、慌てたりする事が当然発生します。練習からその状態を想定することで、焦ったり慌てた状態でも、安定したプレーが可能になります。また、駿台学園中は練習・試合問わず、テンポが速い点も特徴です。これは瞬時の考えや判断力、スピード感を日頃から養う目的だそうです。

チームとしては安定した守備力が持ち味です。守備は選手の調子に左右されにくいことから、安定した結果に寄与していると考えます。

【その他】

駿台学園中学校野球部では、私立の中学野球部には珍しく、選考やセレクションを伴わない、練習体験会を開催しています。対象は小学校5・6年生となっていますので、興味のある野球少年は参加を検討してみてはいかがでしょうか。

◆上一色中学校

【学校紹介・成績】

上一色中学校は、東京都江戸川区にある公立高校になります。直近10年での都大会優勝回数は8回です。

【特色】

上一色中学は打力のイメージがありますが、練習では竹で重いバットを使って打撃練習をしているそうです。竹は芯が狭く、それに応じて球が飛ぶポイントも狭いため、芯に当てる能力が培われます。

また、食生活のい指導もあり、保護者の協力のもと、朝ご飯を特に重視しており、身体作りにも気を配っていることも、打力向上の一因となっているようです。

中学野球で結果を残しつつ、高校野球へ繋がるよう意識していることも上一色中学校の特徴です。上記の竹バットでの練習も、詰まっても飛んでしまう軟式野球の欠点を補い、硬式野球への適合を早める目的もあるようです。

また、高校野球でやっていくために「自信」をつけさせることも重視しているようです。

【その他】

決して広いとは言えないグラウンドで練習しているにも関わらず打力に優れることから、「上一色中野球部のバッティング〜狭いグラウンドで打ち勝つチームを作る方法〜」といった教則DVDも発売されています。

◆日本大学第二中学校

【学校紹介・成績】

日本大学第二中学校は、東京都杉並区の私立高校になります。その名の通り、日本大学の付属校で、高校野球では有名な日大三高の兄弟校になります。

直近10年での都大会優勝回数は1回ですが、準優勝は2回達成しています。元々上位には食い込んでいましたが、近年決勝進出が増えています。

【特色】

例年守備力が安定していることが特徴のチームになります。杉並区では3連覇中であり、都大会には安定して出場しています。付属の高校も春夏合わせて6回の甲子園出場を誇る強豪校であり、内部進学でも実力があればレギュラーの獲得は可能です。

【その他】

日大二中・二高は全国的な知名度は三高におとりますが、OBは有名人がたくさんいます。また、日大の付属高の中では一番と言って良いほど、偏差値が高いです。

まとめ

今回調べていく中で分かったこととして、中学軟式野球の人口が減少しているということです。15年〜20年ほど前は、小学校で野球を経験した野球少年は、中学で野球をする場合は、学校の部活動として軟式野球をするのが当たり前でした。近年では、中学から学外のクラブで硬式野球を経験するケースが増えていることも、人口減少の原因と考えます。

確かに、中学から硬式野球を経験することは、高校野球へ進むにあたって悪い選択では無いように思います。ですが、中学の部活動では、ほぼ毎日野球に打ち込むことができます。

野球は反復練習を繰り返すことにより、動きの精度やスムーズさ、早さを向上させることができるため、毎日練習できることはメリットです。また、投球数にはよりますが、軟式野球の方が重量が軽いため、成長期の身体への負担が少ないこともメリットです。

高校野球にあたり、中学で硬式を経験していた方が有利であることに異論はありませんし、高校からの推薦が多いことは間違い有りませんが、早稲田実業で甲子園優勝し、日本ハムに行った斎藤佑樹は中学軟式出身です。

このように、本人の力次第では、高校野球で結果を出すことは不可能でありません。中学で軟式野球か、硬式野球かで迷っている人は、上記3校だけでなく他の中学校も調べた上で、両方のメリットを吟味し、後悔のない選択をしってください。本記事がその選択の助けになると幸いです。


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