県別注目高校野球部

静岡高校野球部で進学すべきはここだ!元静岡球児が地元を徹底解説

アイキャッチ引用:https://www.sozai-library.com/sozai/6469

こんにちは、橘裕司です。

県別強豪校もいつのまにかシリーズ化し、2階層も面白いメディアになってきました。

今回は静岡県球児による強豪校の特集です。

橘裕司
橘裕司
張り切っていきましょう!

はじめに

高校野球には、選抜高等学校野球大会(以下選抜)に繋がる「秋季大会」、全国高等学校野球選手権大会(以下甲子園)の前哨戦となる「春季大会」、甲子園の予選となる「全国高等学校野球選手権大会(以下選手権大会)」の3つの公式戦があります。

静岡県は112校(2017年第99回選手権大会出場校数)が凌ぎ削る地域となっています。なお、各大会にはそれぞれ予選があり、東西に長い静岡県の特徴から、東部地区大会・中部地区大会・西部地区大会と分けられています。以下に2013年からの静岡県の各大会結果をまとめました。

春季大会選手権大会秋季大会
2018静岡(東海大翔洋)??
2017東海大翔洋(静岡)藤枝明誠(日大三島)静岡(常葉菊川)
2016常葉橘(日大三島)常葉菊川(袋井)聖隷クリストファー(藤枝明誠)
2015静岡(東海大翔洋)静岡(飛龍)掛川西(日大三島)
2014日大三島(静岡)静岡(掛川西)静岡(浜松修学舎)
2013常葉菊川(静岡)常葉菊川(菊川南陵)静岡(静岡商)

※1.表内の校名は略称になります
※2.()内は準優勝校です

見て頂ければ分かりますが、静岡高校は安定して各大会で結果を残している印象ですが、その他では毎年決勝進出校が違う印象を受けました。

そのなかで、各大会の結果より、特に近年成績が安定している3校をTOP3として紹介したいと思います。

静岡県立静岡高等学校(静岡高校)

【成績】

静岡県静岡市葵区にある県立の高校になります。部活動が盛んで野球以外でもサッカー、バスケットボール、ラグビー、テニスで成績を残しています。

甲子園への出場回数は24回で歴代10位、選抜への出場回数は17回で歴代19位となっています。甲子選抜は2017年、2018年と連続して出場しています。なお甲子園は1926年、前身の静岡中時代に1度制覇しており、その後準優勝を2回記録しています。選抜はベスト4進出はありますが、決勝への進出はありません。

2017年の選抜では1回戦を突破後、大阪桐蔭を苦しめるも8-11で敗戦、2018年の選抜では、1回戦で駒大苫小牧に勝利するも、2回戦で東海大相模に破れました。

【特色】

県立でありながら安定した成績を残していることが特徴ですが、これは例年静岡県内から10人前後を推薦で入学させていることも一因になります。

また、県立のため先生の移動による監督(含め指導者)の交代もありますが、安定した成績を残していることから、ベース(基礎)や環境がしっかりしていると推測できます。

チームでは、「何をするのかより、どうするのかが大事」を念頭に意思統一を行っているようです。これは、結果よりも過程を重視しているから、そのため練習では「正しいことを正しくやり続ける」を目的に基本的なこと身体に染み着くまでやり続けているそうです。

これは基礎を積み重ねるという「過程」を大事にしているからです。監督は「勝負の八割は準備の段階で決まる」とコメントしており、このコメントからも「準備」=「日々の過ごし方」を大事にしている方針が分かります。またコミュニケーションも大事にしており、監督と選手で「正しいこと」の意識や考え方の差異がないようにしているそうです。

【練習環境】

練習はほとんど毎日20時過ぎまで、敷地内で校舎のすぐ近くのグラウンドで行われます。

土のグラウンドですがバッティングマシンも複数台あり設備は十分です。特筆すべきは、曜日限定ですが、元プロの外部コーチを招聘している点です。

これも上記の「正しいことを正しくやり続ける」ことに一役買っていると考えます。また20時以降も個人練習ができ、環境としては申し分ありません。

【現役プロ野球選手のOB】

増井 浩俊(オリックス):静岡高校→駒沢大学→東芝→日本ハム→オリックス(2009年ドラフト5位)

堀内 謙伍(楽天):静岡高校→楽天(2015年ドラフト4位)

鈴木 将兵(西武):静岡高校→西武(2016年ドラフト4位)

常葉大学付属菊川高等学校(常葉菊川)

【成績】

静岡県菊川市にある中高一貫の私立校で、常葉大学の付属校になります。野球の他には、ソフトボール部や空手部が全国でも成績を残している部活動になります。兄弟校である常葉大学付属橘高等学校(常葉橘)も強豪校として有名な高校になります。

甲子園への出場回数は5回、選抜への出場回数は4回を数えます。特に、2007年から2016年の甲子園では、常葉菊川4回、兄弟校の常葉橘3回と常葉勢の出場が続いていました。甲子園は準優勝1回、選抜は優勝を1回しており、出場回数は少ないものの、甲子園での勝率は.727、選抜での勝率は.615と高い勝率を誇ります。

【特色】

まずユニフォームが特徴的です。タテジマで左胸のマーク「TK」のデザインからニューヨーク・ヤンキース風のユニフォームとなっています。全国的にも珍しいデザインだと思います。

チームの特徴としては「フルスイング野球」と「積極的な走塁」になります。高校野球では送りバントが定石となる場面でも強攻策をとるとともに、思い切り良くスタートを切ることで大量点を取る野球が持ち味になります。

これは「打席での迷いを無くす」目的と「チームの意志を統一する」目的があるようです。迷いがあれば本来の力を発揮することができませんし、選手それぞれが別の考えをもって行動していれば、チグハグなチームとなることは想像に容易いです。

走塁についても迷う余地がなければ良いスタートにも繋がります。しかし、攻撃は選手の好不調により成績が上下することから、近年は以前よりも守備に力を入れているようです。

【練習環境】

東名高速沿いにグラウンドがあり、特徴的な「TK」のマークがあることから、見たことがある人は多いと思います。室内練習場も完備されており、設備としては十分です。練習は、月曜日は主に自主練習、火〜金は全体練習として19時過ぎまで、土・日は基本的に試合を実施しています。

【現役プロ野球選手のOB】

田中 健二朗(横浜):常葉菊川→横浜DeNAベイスターズ(2007年ドラフト1位)

桑原 樹(広島):常葉菊川→広島東洋カープ(2014年ドラフト5位)

東海大学付属静岡翔洋高等学校(東海大翔洋)

【成績】

静岡県静岡市清水区にある私立高校で、東海大学の付属校になります。野球の他には、サッカー部やラグビー部が全国でも成績を残しています。

甲子園への出場回数は6回、選抜への出場回数は3回を数えます。最高成績は、甲子園ではベスト8、選抜ではベスト4になります。大きな成果はないもの、甲子園・選抜ともに勝率は.571を記録しています。

また、OBが密に情報を公開していることも特徴で、下記のようなブログも存在します。

参考:東海大学付属翔洋高等学校野球部OB会

【特色】

監督は読売ジャイアンツで活躍した原俊介氏です。一軍でも捕手をやっていたことから記憶にある方も多いかと思います。引退後は早稲田大学に進学しトレーナーやコンディショニングの資格を取得され、2016年4月から監督に就任されました。

チームのテーマは「人間形成や人間力向上」。そのため通常、高校野球(に限らずですが)では、下級生が上級生の世話をする事が多いですが、東海大翔洋は、上級生が下級生の面倒を見ることを徹底しているそうです。

これにより教えることの難しさが分かり、教えたことを自身にフィードバックできることから、下級生だけでなく上級生の成長にも繋がっています。また、試合に出られていない選手でも、私生活や授業態度等での向上が見られればチャンスを与えるなど、野球以外の面に目を向けつつ、スタメン以外にもチャンスを与え、チーム内の競争活性化に繋げているようです。

【練習環境】

練習場所は旧東海一高野球場となっております。土のグラウンドですが、室内練習場も完備されており、練習環境は揃っています。ただし、グラウンドは校舎から離れており、移動を必要とします。

【現役プロ野球選手のOB】

松本 直晃(西武):東海大翔洋→環太平洋大→医療法人養和会→四国IL plus・香川→西武

まとめ

今回は「より成績が安定している高校」として3つの高校をご紹介しました。いずれも近年の各大会での決勝進出の多い学校になりますが、今回迷った学校としては、藤枝明誠、日大三島があります。両校ともに決勝進出はあるものの近年の成績や結果で言うと上記3つの高校の方が多かったため、このような内容になりました。また、他にも静岡商、浜松商、島田商など古豪の県立高校もあります。静岡高校を筆頭としつつも、激戦の静岡県。本記事が、そんな静岡県への興味を持つきっかけとなると幸いです。


関連コンテンツ:



COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です