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『強肩捕手』巨人のイケメンキャッチャー・小林誠司を徹底解剖

アイキャッチ引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/823998

読売ジャイアンツ(以下巨人)は「球界の盟主」と言われることもあり、結果を求められるとともに、注目も集まりやすい球団ですよね。

2017年は球団史上最悪の13連敗を記録。

2006年以来のBクラスとなってしまいました。

成績が奮わないと、首脳陣や捕手に批判が行きがちになります。

巨人は歴代の正捕手に村田真一や阿部慎之助等、投手陣の信頼も厚い正捕手がいました。

今は小林誠司選手が正捕手を務めています。

本記事では、その巨人の扇の要を務める小林誠司について紹介したいと思います。

小林誠司選手の経歴

小林選手は広陵高校から同志社大学に進学、日本生命を経て2013年ドラフト1位で巨人に入団しました。

広陵高校時代は野村祐輔選手(現・広島東洋カープ)とバッテリーを組み、選手権大会では準優勝を達成しました。

なおこの時の決勝戦は佐賀北高校に逆転ホームランを打たれ破れましたが、その前の打者には微妙な判定の押し出し四球がありました。

この時、小林選手はミットをグラウンドに叩きつけて悔しがっていましたが、後に「動揺していることを野村選手に見せてしまったことを後悔している」旨の発言がありました。

1:34の場面です。

橘裕司
橘裕司
この場面は記憶に残ってるなぁ・・・。しかしこのバッテリーが今や球界でも有名な選手になるとは。

巨人に入団後は、長年正捕手を務めた阿部慎之助の首の故障もあり、ルーキーイヤーから併用されていました。

経験不足を露呈する部分ありましたが、盗塁阻止率.417を記録。

次年度以降に期待を持たせる成績を残しました。

2年目も出場機会は得られたものの、出場試合数は前年から大きく伸ばすことはできませんでした。

しかし盗塁阻止率は前年を上回る.438を記録。

捕手としての能力とその向上は示すことができました。

3年目は自己最多の129試合に出場。

12球団の捕手で唯一規定打席に到達するという珍しい記録を達成しました。

盗塁阻止率は.356と4割を切りましたが、セ・リーグトップの盗塁阻止率を記録しました。

しかし打撃面では課題が残り、規定打席到達中で最下位となってしました。

4年目となる2017年はWBCのメンバーに選ばれ、大会の全7試合でスタメン起用されました。

守備面でもアピールはありましたが、打撃でも大きく成長と躍進を見せました。しかしシーズンでは2年連続規定打席最下位となりました。

盗塁阻止率は.380で2年連続セ・リーグトップを記録。

また捕逸がわずか2個であり自身初のゴールデングラブ賞を受賞しました。

5年目となる2018年は開幕からスタメン出場を続けていたものの、新人の大城卓三選手との併用により出場機会は若干減らしています。

今後の活躍と巻き返しに期待したいところです。

捕手としての成績

捕手としての能力で特筆すべきは強肩を活かした盗塁阻止率の高さです。

二塁への送球は1.9秒となっています。

2.0秒を下回るとプロでも強肩と言われることから、小林選手の強肩が分かるかと思います。

盗塁阻止率は、2014年・2015年は試合数が少ないながら4割を越えています。

2016年・2017年は4割を下回ったものの、リーグトップを記録しています。

ちなみに2017年は12球団最小の企図数で50回となっています。

これは、投球間でも走者を警戒していることを、声やジェスチャーで走者に見せていることが一因だと考えます。

また、この2年の盗塁阻止率の低下は、小林選手の強肩が球界に知れ渡れ、走者が余程の確信を持った時や博打でしか盗塁を実行しないことから、企図数自体の減少と盗塁阻止の難易度が上がったことが原因だと推測できます。

その盗塁阻止率だけではなく、「抑止力」も評価に値すると考えます。

巨人・菅野智之選手は「誠司が捕手の時に走られたら、投手の責任」と話すなど、盗塁阻止に関しての投手陣からの信頼は厚いです。

配球は外角主体となっていますが、その能力には賛否両論があります。

WBCでの活躍を賞賛した野村克也氏には、2017年末には酷評されていますし、谷繁元信氏には「配球に強弱がない」と指摘されています。

これは「アウトカウントや点差、ランナー有無でリードに差がない」という意味になります。

状況に応じた差がなく、意図が見えないことから指摘につながったと考えます。

キャッチャーのチームへの貢献度を示す指標として捕手防御率(CERA)がありますが、これは、捕手別での投手の防御率になります。

投手の能力に左右される部分はありますが、盗塁阻止・捕逸・フレーミング・リードについて評価する数少ない指標だと思います。

直近3年の成績をまとめましたが、防御率だけでなくそれは勝利に繋げる能力も向上しています。

  • 盗塁阻止率
    2014年:.417(企図数12、盗塁刺5)
    2015年:.438(企図数32、盗塁刺14)
    2016年:.356(企図数73、盗塁刺26)
    2017年:.380(企図数50、盗塁刺19)
  • 守備率
    2014年:.989(失策3)
    2015年:.996(失策2)
    2016年:.994(失策6)
    2017年:.995(失策5)・ゴールデングラブ賞
  • 捕手別防御率
    2017年:3.12(134試合58勝39敗)
    2016年:3.22(129試合44勝45敗)
    2015年:2.53(56試合23勝27敗)
    2014年:データ無し

使用している用品

野球用品メーカーのZETTとアドバイザリー契約を結んでいることから、用品は基本的にZETT製品を使用しています。

キャッチャーミットの小林モデルは既製品でありませんが、オーダーのベースモデルとしては存在します。

小林モデルが欲しい方は、ショップオリジナルのオーダー品を検討してみると良いかと思います。

キャッチャー用具で特徴的なのは、プロテクターです。

通常のプロテクターはブロックのパターンで凸凹があるものが一般的ですが、小林選手は凸凹のないフラットなプロテクターを使用しています。

これにより、ブロッキング時にボールが意図しない場所に弾むことを抑制することができます。

まとめ

巨人の成績が良くないこともあり、批判に晒されることの多い小林選手ですが、少なくともスローイングに関しては一級以上のものを有しており、数少ない「二塁(三塁)送球で客が呼べる」キャッチャーであると言うことができます。

また甘いマスクも特徴で、女性ファンも多い選手になります。是非球場で小林選手を観てもらえればと思います。

2018年シーズンは大城選手との併用もあり、出場機会を減らしていますが、課題である打撃・リード面を改善し、正捕手に返り咲くことを期待したいと思います。

あの名捕手の谷繁氏も入団から数年はリードの評価があまり高くはありませんでしたが、6、7年目からリードの評価が高まっていきました。

谷繁氏は高卒であり、小林選手が社会人卒であることから単純比較はできませんが、小林選手のリードが良くなる余地はあります。

今後に期待したいと思います。


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