歴代甲子園優勝校等特集

『甲子園優勝校・歴代最強時代特集』大阪桐蔭野球部の2012年世代

アイキャッチ画像:大阪桐蔭中学校高等学校

こんにちは、橘裕司です。

夏の風物詩、甲子園では様々なドラマが毎年生まれますよね。今回は、春夏連覇が期待される、大阪桐蔭高校の最強時代を取り上げてみたいと思います。

大阪桐蔭といえば、今年のメンバーはプロ野球注目選手揃いで、夏の予選大会が楽しみですよね。得てしてこのように「最強」と言われていても意外と予選で負けてしまうのが甲子園なのが面白い。

橘裕司
橘裕司
でも今年の桐蔭は手がつけられんで・・・。

先日、1年生でデビュー登板し一躍脚光を浴びた仲三河選手も期待ですね。

橘裕司
橘裕司
では、張り切っていきましょう!

大阪桐蔭の通算成績

大阪桐蔭は大阪府大東市にある私立高校であり、甲子園の常連校であることから全国でも屈指の名門校になります。ただし大阪はPL学園や大体大浪商がいることから、大阪桐蔭の甲子園初出場は平成3年春であり、比較的近年の力を付けてきた高校であるといえます。

その大阪桐蔭の甲子園での通算成績は、春(選抜)・夏(選手権)通算で57勝12敗を記録。選抜の出場回数は10回で、選手権の出場回数は9回となっており、いずれも大阪府内で4位の出場回数になります

なお、選抜での優勝回数は3回(2012年、2017年、2018年)で全国の歴代3位、選手権での優勝回数は4回(1991年、2008年、2012年、2014年)で全国の歴代4位となっており、出場回数に対し、優勝回数が多いことが特徴であり、春・夏の連覇も達成しています。

また、選抜の勝率は.788、選手権の勝率は.861を記録しており、選抜は10試合以上経験のある高校の中で歴代4位、選手権は10試合以上経験のある高校の中で歴代1位となっており、全国でもトップクラスの高い勝率を誇っています

そんな大阪桐蔭ですが、最強と思われる年は、春夏連覇を達成している2012年になります。次項からは2012年の大阪桐蔭について詳細を説明します。

2012年(平成24年度)の大阪桐蔭

平成24年度の大阪桐蔭高校は、明治神宮大会では予選敗退となっていますが、選抜での優勝、選手権での優勝、国体での優勝(順延のため2校同時優勝)により三冠を達成しています。

以下に、選抜、選手権、国体の結果をまとめました。

  • 春の選抜甲子園
    1回戦:大阪桐蔭9-2花巻東
    2回戦:大阪桐蔭5-3九州学院
    準々決勝:大阪桐蔭3-2浦和学院
    準決勝:大阪桐蔭3-1健大高崎
    決勝:大阪桐蔭7-3光星学院
  • 夏の甲子園選手権大会
    2回戦:大阪桐蔭8-2木更津総合
    3回戦:大阪桐蔭6-2済々黌
    準々決勝:大阪桐蔭8-1天理
    準決勝:大阪桐蔭4-0明徳義塾
    決勝:大阪桐蔭3-0光星学院
  • 国体
    準々決勝:大阪桐蔭4-2光星学院
    準決勝:大阪桐蔭13-0桐光学園
    ※台風接近の影響による雨天順延のため、決勝戦は行われず、決勝進出2校の同時優勝

結果を見てみると接戦もありますが、内容は大阪桐蔭の圧勝が多くありました。

打線の大量得点や勢いで押し勝つのではなく、圧倒的な投手力を武器に、同世代の強打者を抑えての勝利が多かったです。

決して守備力が高かったわけではありませんが、好投手陣を擁していたことから、毎試合の安定感があり、スコア以上に圧倒した試合内容となっていました。

高卒でプロに進んだ北条選手(現・阪神タイガース、藤浪選手とはチームメイト)、田村選手(現・千葉ロッテマリーンズ)のクリーンナップを擁する光星学院とは、国体で対戦し、選抜・選手権では決勝で対戦しています。

いずれも好勝負でしたが、結果は、投手陣の好投もあり、大阪桐蔭の3戦全勝となっています。

2012年世代を選んだポイント

ポイントは3冠を達成している戦績はもちろんですが、3冠獲得に繋がった「圧倒的な投手力」です。長身から投げ降ろす力のある球で、高卒でプロ入り後に即10勝をあげたエース藤浪選手も圧倒的でしたが、2番手も澤田選手も好投手でした。

後にプロ入りする2人の投手陣を擁していたことが最強であることの理由の一つであることは間違い有りません。

後述する選手権での防御率は近年の優勝チームの中で頭一つ抜けており、投手力の高さを象徴しています。さらに投手陣の女房役は、当時2年生で、後にプロ入りする森選手でした。なお森選手は、打撃では攻撃的な1番打者として、チームを牽引していました。

選手権でのチーム成績は、5試合で打率.295、本塁打8本、防御率0.80、6失策となっています。打率は決して低くはありませんが、優勝したチームとしては高くありません。

一方で本塁打8本記録しており多く、打率の低さは本塁打の多さによってカバーしていることが分かります。本塁打で効果的に得点していることも、最強の一因になります。

守備面では、失策は6個は多いですが、結果的に投手力を際だたせる結果となっています。

輩出したプロ野球選手

高卒でプロに入団したのは藤浪選手と、2012年時に2年生だった選手森選手になりますが、他に1人、澤田選手は大学を経由してプロ入りを果たしています。

3人とも現在も現役ですが、チームが分かれています。

  • 藤浪晋太郎:阪神タイガース(2012年ドラフト1位〜)
    甲子園時の守備位置・背番号:投手・1番
  • 澤田圭佑:立教大学→オリックス・バファローズ(2016年ドラフト8位〜)
    甲子園時の守備位置・背番号:投手・10番
  • 森友哉:埼玉西武ライオンズ(2013年ドラフト1位〜)
    甲子園時の守備位置・背番号:捕手・2番

まとめ

今回2012年の大阪桐蔭を紹介させて頂きましたがいかがだったでしょうか。

今回調べていく中で、ズバ抜けている投手力を中心に、スコア以上に内容で圧倒していたことを再認識しました。

また同世代には花巻東にいた大谷選手(現・アナハイムエンゼルス)、光星学院の北条選手と田村選手、国体での対戦もある桐光の1学年下には松井選手(現・東北楽天ゴールデンイーグルス)等、今のプロでも活躍している選手が多くいることから、対戦する機会もあり、プロの世界で切磋琢磨としています。

また大阪桐蔭はOBも多く、そのそれぞれがチームの主力として活躍していることから、先輩後輩対決を多く見ることができます。出身高校も加味してプロ野球を見ると、更に野球観戦が面白くなると思います。

先日の6/15には、藤浪投手が1年ぶり白星を挙げ、復調の兆しを見せています。高卒からの3年間で35勝を挙げていますが、直近の2年は10勝となっています。この勝利が、復活のきっかけとなると高校野球ファンとしても喜ばしいことです。

本記事が大阪桐蔭への興味はもちろんですが、2012年に切磋琢磨しプロ入りした選手への興味に繋がると筆者としてもうれしい限りです。


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