2019年甲子園・夏大会注目選手

【水谷留佳(沖縄尚学)】中学時代はジャイアンツカップにも出場。主砲の一振りに期待。

【水谷留佳(沖縄尚学)】中学時代はジャイアンツカップにも出場。主砲の一振りに期待。

毎年恒例の、甲子園出場チームの注目選手特集です。

今回は、沖縄尚学の水谷留佳選手。

 

水谷留佳のプロフィール

  • 世代 2001年度生まれ
  • 投打 右投左打
  • ポジション 内野手
  • 学年 3年
  • 中学 うるま東ボーイズ 2014年,2015年,2016年
  • 高校 沖縄尚学 2017年,2018年,2019年
  • 全国大会(中学) 中学1年 2014年ボーイズ春季全国大会(ベスト8) 2014年ジャイアンツカップ(ベスト8)
  • 中学3年 2016年ボーイズ選手権大会(1回戦)

 

「持っているものは沖縄で一番ではないか」

沖縄尚学の比嘉監督は水谷選手も持っているポテンシャルを高く評価している。

水谷選手の一番の魅力は、高校通算30本塁打を超えるその打撃力。

「自分の一番の魅力はバッティングだと思います。」

と語るように、本人も自分の長所を十分に自覚しているのだが、自分の現在地に満足はしておらず、日々練習に励んでいる。その練習量については、絶対の自信を持っている。

 

「秋の大会で負けてから、打撃向上というのを一番の目的として行ってきています。10月、11月、12月はバットを振り込むことを中心にやってきたので、本当に振り込むという点においてはどこのチームよりも行ってきてると思います」

「守備をやらなくてもバッティングだけは練習するという日もありました。本当に振り込んできました」

 

会話の端々から水谷選手が、『打撃』に磨きをかけるため日々練習に取り組んでいることがよく分かる。また、その凄さは量だけでなく、練習内容を理解した上で取り組んでいる点も挙げられる。

 

「ハーフバッティングで緩いボールだからと1、2の3で振るのでなく、しっかりとタメを作るというのは意識をしてやっています」

 

それが逆方向に鋭い当たりを放てる高い打撃技術に繋がっている。

引き付けてレフト方向に打てる広角打者は、相手バッテリーにとっては脅威。

 

引き付けるだけでなく、沖縄水産との試合ではレフトオーバーを放つという、巧さだけでなく、強さも兼ね備えている好打者なのだ。

 

その打撃力を支える『身体の強さ』も魅力で、激しい練習をやり込める体力や身体の強さは、

「沖縄尚学歴代選手の中でもトップレベル」

とも比嘉監督は述べていた。

 

『身体が強い』ということは、厳しい練習に耐えられ、その後の疲労も溜まりにくい身体といえる。

 

つまり、全ての動きの土台となる『基礎体力の高さ』、『体幹の強さ』そして『身体の柔らかさ』がずば抜けているのである。

 

水谷選手の打力の根底には『しっかりとした土台』があり、猛暑の甲子園をもろともせずに活躍すると期待が持てる。

 

また、走塁時に垣間見れる脚力、中学時代にピッチャーを務めていたということで肩も強い。

 

様々な面で高いポテンシャルも持つ水谷選手、甲子園という大舞台で暴れまわり、沖縄旋風を巻き起こしてほしい。

 

頼れるキャプテンが見せた!

沖縄大会決勝、興南7―8沖縄尚学【延長13回】

沖縄尚学が3年連続甲子園出場を狙う興南を下し、5年ぶり8度目の甲子園出場を決めた。

甲子園優勝を経験した2校による決勝は意地のぶつかり合いとなった。

逆転しては追い付かれの攻防、1点を争う死闘の末、延長13回で勝負が決まった。

 

死闘にピリオドを打ったのは沖縄尚学だった。興南のプロ注目左腕・宮城大弥(3年)選手から押し出し四球で決勝点を挙げた、その打者が水谷選手だった。

「この点は自分の力じゃなくて、ベンチやスタンドで応援してくれた皆さんのおかげ」

と周囲の応援に感謝した。2度のリードを失っても諦めず、プロ注目の149km左腕の宮城選手に全員で挑んで最終回に繋げた。初回の立ち上がりを攻めて5安打で4点を先制。

「まさか4点取れるとは」

と、比嘉監督も驚く猛攻だった。

 

その後、逆転を許しても6回はスクイズで同点に追い付き、12回2死から吉里選手の適時三塁打で勝ち越した。その裏、同点に追い付かれても士気は落ちなかった。

13回は簡単に2死を奪われてからの粘り勝ちだった。宮城選手から12安打を放ち8得点。

「最後まで誰一人として諦めず頑張ってくれた」

と比嘉監督は全員の粘りをたたえた。

 

昨秋の王者沖縄水産、今春の王者興南を倒して頂点に立った。

今大会の抽選後に、『この2校の牙城を崩すのが沖尚だ』と比嘉監督は選手に伝えていた。

その言葉どおり3回戦では昨秋、無安打無得点で敗れた沖縄水産を4‐1で破りリベンジすると一気にチームは加速し、頂点に立った。

 

この一年でチームの成長度合いに興南の我喜屋監督は、「秋のあの沖尚が、本当にたくましくなった」と驚くほどの成長を見せた。

チームの成長の陰には、水谷選手のキャプテンシーがあったからこそだ。

 

自分が先頭に立って練習に励み、チームを鼓舞してきた。それが興南との最終局面で打席が回り、好機をものにする姿となった。

あの場面をものにする姿は、まさに『頼れるキャプテン』の象徴と言えるだろう。

 

水谷留佳の中学時代(うるま東ボーイズ)

『うるま東ボーイズ』時代、クリーンナップを打ちチームをけん引。

 

準決勝ではホームラン、決勝では3点ビハインドから追撃ののろしを上げる三塁打を放ち、チームは全国大会に出場。

 

スイングの強さは当時から突出したものを持っており、沖縄では有数の選手だった。

高校の進路に選んだのは、甲子園の勝利数が興南に次ぐ21勝と全国クラスの強豪、沖縄尚学。

 

沖縄尚学は、1年生は基本試合に出さない方針。だが、水谷選手はすぐに出場機会を得ることができ、1年夏に背番号をもらった。これは高いスキルがあったからだろう。

1年夏は代打で出場した際、ヒットも放つなどしっかりと結果も残していた。

水谷留佳の進路(今後)について

歴代の沖縄尚学プレーヤーの中でも、トップクラスのしっかりとした『土台』を誇る水谷選手。

 

土台が安定ている選手は、その上にさらなる成長を積み重ねていくことが出来る。

そう考えると、水谷選手の魅力は現在の打力もさることながら、将来のポテンシャルの高さということがよく分かり、これからも成長を続けていくだろう。

 

憧れの選手は筒香(DeNA)選手と語っており、そのポテンシャルを考えると、いつか筒香選手のように日本を代表する打者になるのでないかという期待を感じずにはいられない。

 

備考:

 

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