歴代甲子園優勝校等特集

『甲子園優勝校・歴代最強時代特集』駒大苫小牧野球部の2連覇世代

アイキャッチ引用:朝日新聞

こんにちは、橘裕司です。

夏の風物詩、甲子園では様々なドラマが毎年生まれますよね。今回は、2006年に早稲田実業と甲子園決勝で死闘を繰り広げた、駒大苫小牧の最強時代を取り上げてみたいと思います。

この年が最強時代と思いきや、実はその2年前が駒大苫小牧全盛期と言われています。

橘裕司
橘裕司
まーくん時代より強い駒大苫小牧・・・。

駒大苫小牧の通算成績

駒大苫小牧は北海道苫小牧市にあり、駒沢大学の付属高校になります。

甲子園には南北海道代表として出場しています。北海道という、冬は厳しい練習環境となる土地柄にも関わらず、全国でも屈指の強豪校として名を連ねています。

その駒大苫小牧の甲子園での通算成績は、春(選抜)・夏(選手権)通算で16勝9敗1分を記録。選抜の出場回数の4回は北海道内で7位タイ、選手権の出場回数の7回は北海道内で7位タイとなっており、出場回数は決して多くはありません。

なお、選抜での優勝回数はなく、2回戦進出が最高成績となっています。選手権での優勝回数は2回(2004年、2005年)で夏二連覇を達成しています。

なお夏二連覇は歴代で6校しか達成していません。

2006年は田中将大選手を擁し三連覇を狙いましたが、決勝では斎藤佑樹選手(北海道日本ハムファイターズ)率いる早稲田実業と引き分け再試合の結果破れ準優勝となり、惜しくも三連覇はなりませんでした。

そんな駒大苫小牧ですが、最強と思われる年は、初めて選手権を制した2004年になります。では、次項から選考の理由を含め詳細を説明します。

2004年(平成16年度)の駒大苫小牧

2004年の駒大苫小牧は明治神宮大会と選抜への出場はありません。北海道大会では秋季大会は決勝で敗退、春季大会では初優勝を記録しています。

国体には初出場しましたが1回戦で敗退となっています。選手権では北海道勢初の優勝を記録しています。公式戦での通算成績は26勝2敗となっています。

以下に選手権と国体の結果をまとめました。

  • 夏の甲子園選手権大会
    2回戦:駒大苫小牧7-3佐世保実
    3回戦:駒大苫小牧7-6日大三
    準々決勝:駒大苫小牧6-1横浜
    準決勝:駒大苫小牧10-8東海大甲府
    決勝:駒大苫小牧13-10済美
  • 国体
    1回戦:駒大苫小牧2-6横浜

結果を見ると打撃の強さが目を引きます。得点は多くあるものの失点も多く、結果的に接戦が多くなっています。得点力は歴代トップクラスで、強打を誇りました。

ちなみに選手権決勝で対戦した済美高校は、2004年の選抜では初出場で優勝しており、選手権も初出場で優勝すると、史上初の初出場で春・夏連覇となっており、その勢いのまま決勝でも序盤は主導権を握っていました。

しかし、駒大苫小牧はその強打で点を取られても取り返し、最後は勝利を挙げました。

成績から見える駒大苫小牧の特徴としては、「春から夏に向けて成長する」チームであるといえます。

春には目立った成績を残していない年でも、夏は結果を残すチームでもありました。

2004年世代を選んだポイント

2004年の駒大苫小牧は選手権優勝のみではありますが、今回紹介の対象としたのはその打撃力です。

2004年の選手権のチーム打率は.448(174打数78安打)という規格外の成績をマークしており、これは現在でも歴代1位となっています

なお得点は選手権で43得点を挙げており、1試合あたりでは8.6点という強打を誇りました。また決勝では20安打を放っており、これは決勝での最多安打になります。準々決勝では、当時2年生の林選手が史上5人目のサイクル安打を達成し話題になりました。

なお失点は多い傾向がありましたが、守備は堅く、5試合でのエラーは1つであり、これは歴代最少となっています。

堅守には、当時の監督である香田監督曰く「お粗末な野球を何とかしたい」とい思いから始まった、代名詞でもある「雪上ノック」の恩恵もあると思います。

また、近年の高校野球では、強豪校での野球留学は当たり前に行われていますが、2004年の駒大苫小牧は18人全員が北海道出身のメンバーとなっています。

橘裕司
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北海道出身選手だけで連覇はさすがに胸熱!

駒大苫小牧が輩出したプロ野球選手

2004年の駒大苫小牧は有力な選手も多くいましたが、プロ入りした選手はいません。

なお2004年の主将だった佐々木選手は駒沢大学に進学後、駒大苫小牧に教員として復帰。現在は野球部の監督を勤めています。

なお2004年時は田中将大選手が1年生として在籍していました。今ではメジャーリーがーの田中将大選手がスタンドで応援していたと思うと、すごいチームだと思います。

  • 田中将大:東北楽天ゴールデンイーグルス(2006年ドラフト1位〜2013年)→ニューヨーク・ヤンキース(2014年〜)
    2004年の甲子園時の守備位置・背番号:ベンチ外
    2005年の甲子園時の守備位置・背番号:捕手/投手・10番
    2006年の甲子園時の守備位置・背番号:投手・1番

まとめ

今回は2004年の駒大苫小牧を紹介させて頂きました。

当時の駒大苫小牧の打撃力の凄まじさが伝わっているか心配ですが、とにかく「すごい」の一言でした。打撃ももちろんですが、最もすごかったのは勢いです。

その勢いは2004年の選手権では「北海道旋風」と話題にもなりました。

また、2004年はダルビッシュ有選手(現・シカゴ・カブス)擁する東北高校、涌井選手(現・千葉ロッテマリーンズ)擁する横浜高校、選抜で優勝した済美高校が優勝候補の筆頭でした。

そんな中、ほぼ無名ともいえる駒大苫小牧が強打で優勝に向けて駆け抜けていく姿は痛快でもありました。

なお駒大苫小牧は翌年2005年の選手権も優勝し二連覇を達成。2006年の選手権は決勝戦での早稲田実業との引き分け再試合で敗れ準優勝となりましたが、三年連続の決勝進出を達成し、黄金時代を築きました。

近年は甲子園の連続出場はありませんが、2018年(平成30年度)の選抜出場を果たしています。今後の選手権での強打復活を期待したいと思います。

本記事が駒大苫小牧への興味に繋がると幸いです。


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