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【少年野球チーム】小学生に野球を指導する人が持つべき心得7つを紹介

【少年野球チーム】小学生に野球を指導する人が持つべき心得7つ

橘裕司
橘裕司
今回は少年野球の指導をしている方に記事を書いてもらいました〜!

筆者は、少年野球を3年経験し、その後の野球人生においても、学生の間は少年野球の手伝いを頻繁にしていました。

その中で、子供たちの野球に関する原体験である「少年野球だからこその大切さ」があると感じました。

今回は「少年野球において重要なポイント」について指導する方々に向けて記事を作成させて頂きます。

まず初めに少年野球の指導において、最も大切なのは「個々の個性を認める」ことと「自信を持たせる」ことであると考えます。

「個々の個性を認める」ということは、少年野球では140cmそこそこの体格の子供もいれば、160cmを超える体格の子供もいます。

また4月生まれの子供と翌年3月生まれの子供がいるわけですが、

子供の1年は大きく、体格だけでなく判断力に至るまで差があることは仕方がないことです。

また、幼少期から親の影響で野球に親しんでいる子供と、そうでない子供の差もあります。

こういった差は通常、中学/高校/大学と年齢が上がって行くにつれ吸収されるものですが、

少年野球ではその差が顕著にでます。

したがって、子供によって出来るプレー/出来ないプレーが出てくることもあります。

こういった際に上記の差が分かっていないと、

子供にできないプレーを強いることになり適切でない指導に繋がることがあります。

よって「個々の個性を認める」事は重要だと考えます。

冒頭で少年野球について、「野球に関する原体験」と述べましたが、多くのプロ野球選手も同様だと思います。

そして多くのプロ野球選手が子供の時から「成功体験」を経験しているはずです。

成功体験とは「ホームランを打った」とか「完封した」とか大それた事でなくでも、

「ベース上にボールを投げられた」

「ヒットを打てた」

程度の小さい事でも良いと思います。

小さい成功体験の積み重ねが、

より大きい成功体験への欲求に繋がり、

野球への関心の増加や挫折から立ち直る力になると考えます。

また、少年野球を始めた子供が、皆中学校以降も野球を続けるわけではありません。

ですが、子供の時の成功体験は少なからず、他の事(野球以外)にも活かせると考えます。

したがって、自信をつけさせることが重要だと考えますが、

自信をつけさせるためには大小問わず成功体験が肝心です。

例えば、内野ゴロを捕って一塁へ暴投してしまった選手がいたら、

まず内野ゴロを捕球したことを誉めてから、

前向きに暴投について考えるといったように、

一つのミスで全てのプレーに0点を付けるのではなく、

良いポイントは適正な点数を付けて誉め、

成功体験を感じさせ「自信を持たせる」ことも少年野球では重要と考えます。

次項からは、少年野球だけに重要なポイントではありませんが、

私が指導で大事だと思う具体的な心得7項目について説明します。

少年野球では指導者のこだわりは抑える

「はじめに」の部分で説明しましたが、子供は特に差が大きい事は当たり前です。

もちろん、

「挨拶」

「礼儀」

「集団行動」

など極々基本的なことを学べることも少年野球の良いところですが、

枠にはめすぎるのは良くないと考えます。

また実績や経験に頼りすぎることも良くありません。

野球は日々進歩しており、一見基本的な練習が無駄であったり、

基本から離れているような練習が実は身があったりと情報は日々更新されています。

また今と昔では内容のトレンドも変化しています。

今はネットでプロ/元プロ選手の解説動画やメジャーの動画を見ることもできるので、

情報収集したり勉強する姿勢が大事になります。

もちろん全てが正しい情報ではないと思いますので、

自ら情報を収集し取捨選択する能力も重要になります。

少年野球選手を誉める

「はじめに」の部分で説明しましたが、子供に自信を持たせることは重要なことです。

それにより本人のモチベーションを上げることで、大きく成長することもあります。

基本は、ミスよりも「出来たこと」に焦点をあて誉め、

「さらに上手くなるために」ミスした点について一緒に考えること重要です。

そうして小さな成功を積んでいった先に、ミスのないプレーがあると思います。

注意点は「調子に乗りやすい子供」です。

そういった子供は、ミスをしても「仕方がない」と短絡的に考えてしまい、

ミスに対する分析が不足する傾向があります。

そういった子供は「何が出来ていないか」を共有させ、

一緒に「出来るようになる方法」を考えることが良いと考えます。

基本だけに固執しない

野球には、基本(基礎)のプレーや形(型)があると思いますが、

細部まで皆さんが共通の認識かというとそうではないと思います。

例えば、バッティングフォームに基本の形があるなら、

このように多様なバッティングホームは無くても良いと思いますし、

守備でも基本を崩すことは多々あります。

このように「基本」といっても試合で絶対に使うわけではありません。

ただし知っていると知っていないでは大きく違うことも事実です。

ですので、子供に基本を教えることも重要ですが、

子供本人が基本を理解しているのであれば、

応用的なことを許す余裕が指導者にあっても良いと考えます。

身体の差異もありますので、

その子供にとって基本よりやりやすいということもあるかもしれません。

このことも重要なポイントだと考えます。

目標の設定

大人でも「目標がないとモチベーションが上がらない」ということはあると思いますが、

子供も同様です。

ベストは長期的な目標と短期的な目標の2つあると良いです。

例えば、長期的な目標は「坂本勇人選手みたい遊撃手になりたい」、

短期的な目標は「今月は毎試合ヒット1本以上、エラーは1個以下」などです。

これにより、本人の希望と、目標達成に対して不足しているポイントを把握することが出来ます。

長期的な目標に向け努力することも大事ですが、

階段の1段ずつが高すぎると挫折してしまうため、

いずれ長期の目標にたどり着けるような短期的な目標を設定することが重要です。

短期的な目標達成に向け、不足を補うように練習することで、

より上のステップ=次の短期目標に進むことが出来ます。

また、目標未達成の際に、原因を分析することでより成長することも出来ます。

この時注意が必要なのは、「目標の難易度」です。

目標が簡単すぎれば目標の意味を為しませんし、目標が困難すぎても同様です。

その点は大人がフォローのうえ設定すると良いと考えます。

野球の試合を見てもらう

プロ野球に限らずですが野球を見ることはとても大事です。

そして観戦にあたっては、テレビだけではなく球場に行くとより良いです。

プロ野球選手が目標であれば、目標をより身近にリアルに感じることが出来ますし、

テレビ中継ではプレーに関わっている人しか見ることが出来ません。

プレーを見ることも大事ですが、プレーに関わっていない時にどう動いているかを見ることが出来るので球場での観戦をオススメします。

また野球を見ることで、憧れる選手や特徴的な選手に出会うことが出来ます。

そういった選手の真似をすることで、自分の身体を思い通りに動かす力が付くとともに、フォームの引き出しが増えます。

少年野球には関係ありませんが、社会に出ると野球の話しをする機会もあり、

子供の頃から見ていると話しのネタの一つになるというメリットもあります。

野球道具を大切にする

道具を大切にする習慣はとても大事なことなので、

少年野球の時から習慣にすると良いと考えます。

特にグローブのケアは大事なことですが、

知らない子供も多いため、教えてあげることも大事です。

名手であっても良い道具でなければ100%のパフォーマンスを発揮することは出来ません。

また、道具を完璧にしておくことで、

プレーについて言い訳する余地を減らす効果もあります。

子供たちは、プロのような良い道具はないかもしれませんが、

道具を良い状態にすることはできます。

その点を理解させ、自分の道具を管理することで自立心を養うこともできます。

また多くの場合、少年野球では道具を買ってもらっていると思いますので、

大事にすることで親や周囲の人への感謝の気持ちも芽生えてきます。

練習方法を理解してもらう・少年野球選手自身で考えてもらう

少年野球においては、練習メニューは指導者側で決めて指示することが多いと思います。

その場合、子供たちは「言われたことをやっている」状態になることがあります。

ある程度経験があれば、練習の目的や、自分に不足している箇所を認識し、

自分のテーマを持って練習に臨むことができますが、

子供にそれをヒント無しで求めるのは少々酷に思います。

よって、その練習メニューの目的を理解させるとともに、

注意点も教えることはもちろん、

「自分に不足している点がどのような意識で練習すれば改善されるか」を教えてあげることで、練習の質は大きく向上します。

また、「言われたことをやっている」状態だと、

試合中に発生する様々なシチュエーションに対応できない子供になる恐れがあります。

練習の目的まで理解する事が出来ていれば、

試合中も自分の判断でプレーすることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

技術的に具体的な事は一つもなく、

気持ち一つで実戦できるようなことだけを説明させて頂きましたが、

もちろん上記の説明だけが正解ではないですし、

自分が納得した点だけ参考にしてもらえれば良いと思います。

自分の少年野球時代の思い出は多くありますが、

今でも頻繁に思い出すのは、凡退して落ち込んでいた時にコーチに言われた、

イチローでも10回あったら6回も失敗しているんだぞ」という言葉です。

恐らく、コーチは何気なく励ましてくれたのだと思いますが、

今でも良く覚えており、野球以外の事柄でも心の支えのようになっています。

このように、大人の何気ない一言や行動が、その子供の将来にまで影響を与えることがあります。

少年野球の指導をするからには、そういった視点でも責任を持って指導にあたって頂けたらと思います。

また、少年野球は基本的に「お父さんコーチ」が務める事が多く、

チームによって、人によって指導力も経験もバラバラです。

本記事が、特に経験が浅い方の「ヒント」や「気づき」に繋がると幸いです。


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