プロ野球・メジャーリーグ

【メジャーのキャッチャー特集】殿堂入り捕手・イバン・ロドリゲス

アイキャッチ引用:ロイター

メジャーリーグのキャッチャーのイメージと言うと日本人のキャッチャーと比較し、

「大柄で豪快、かつ大雑把」

なイメージを持つ方が多いかと思います。

そのイメージは、当てはまる選手も多くいますが、

今回紹介するイバン・ロドリゲスについては当てはまりません。

本記事では、メジャーリーグ(の捕手)に詳しくなくても知っている人の多い、イバン・ロドリゲスについて説明します。

イバン・ロドリゲスの基本プロフィール・19歳でMLBでマスクを被り、背番号7番が永久欠番となったメジャーリーガー

イバン・ロドリゲスは数多くの名捕手を生んでいるプエルトリコ出身になります。

ポジションはキャッチャーが主でしたが、

デトロイト・タイガース時代には一塁手と二塁手での出場もありました。身

長は5’9″=約175cm、体重は205lb=約93kgとメジャーリーガーの中では小柄であったこともあり、

パッジ(Pudge=「ずんぐりむっくりした体型」の意)のニックネームで呼ばれました。

またテキサス・レンジャーズ時代にはアレックス・ロドリゲス(A-Rod)と同僚となったこともあり、I-Rodとも呼ばれました。

プロとしてのキャリアをスタートさせたのは、ドラフト外でテキサス・レンジャーズと契約した1988年になります。

レンジャーズ時代には、1991年に19歳でのメジャー昇格を果たしリーグ最年少の選手となるなど、若いうちから頭角を示しました。

更に1992年にオールスターへの初出場とゴールドグラブの初受賞を果たすと、いずれも1992年から10年連続の出場と受賞を果たし、名実ともにメジャー屈指の捕手となりました。

また、1994年から6年連続でシルバースラッガー賞を受賞するなど、打撃面でもメジャートップレベルでした。

しかしレンジャーズ時代の晩年は故障もあり、好成績を残しながらもシーズン通しての出場はできませんでした。

そんな中、

2003年にはフロリダ・マーリンズに移籍。

若手の多いチームをベテランとしてまとめ、

メジャー13年目で悲願のチャンピオンリングを手に入れました。

2004年からはデトロイト・タイガースに移籍し、

打撃でも好成績を残しつつ、

2008年途中までの在籍ながら3回のゴールドグラブ賞を受賞しました。

また、前述したように2006年は一塁手、二塁手の守備にも就くなどしましたが、

2007年はまた捕手に専念しています。

2008年途中にはトレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍。

他選手との併用ということで代打起用が主であり、

オフにはヒューストン・アストロズに移籍しましたが、

2009年シーズン途中でマイナー2選手とのトレードでテキサス・レンジャーズに復帰。

さらにオフにワシントン・ナショナルズへ移籍。2010年と2011年在籍した後、FAのまま迎えた2012年シーズン開幕後、引退を表明しました。

2017年に資格を得て1年目でアメリカ野球殿堂入りを達成。

6つの球団を渡り歩いたジャーニーマンでもあったイバン・ロドリゲスですが、殿堂入りのロゴチームはレンジャーズを選択。

これを記念し、古巣のレンジャーズは在籍時の背番号である7番を永久欠番に指定しました。

背番号は1991年〜2008年、2010年〜2011年は7番、2008年〜2009年途中は12番、

2009年途中は77番を背負っていました。

やはりイバン・ロドリゲスというとWBCでも背負っていた7番のイメージが強くあります。

打者としてのイバン・ロドリゲス

日本プロ野球同様、

メジャーでも打撃面を我慢して起用される捕手が多い中、

1994年から6年連続シルバースラッガー賞を受賞するなど、

他ポジションも含め打撃はメジャーの中軸を打てるレベルを有していました。

本塁打は15年連続の二桁本塁打をマーク、

特に1999年は35本塁打を放っています。

捕手としての通算本塁打である304本は、

マイク・ピアッツァに続く数字となっています。

また長打力と走力も兼ね備えており、

1996年には捕手としてシーズン最多となる二塁打を記録。

併殺打はリーグ最多となるなど非常に多い一方で、

1999年には盗塁数は25を記録しました。

二桁盗塁を4回記録しており、通算盗塁数は127となっています。

早打ちで四球が少ない傾向ということもあり、

出塁率が4割を越えたシーズンはありませんが、

打率はコンスタントに3割をマークしており、

通算での打率も.296と高いアベレージを残しています。

強肩・高い盗塁阻止率を誇る守備

守備面では捕手として史上最多となるゴールドグラブ賞13回の受賞を誇ります。

特筆すべきはその盗塁阻止率です。

盗塁阻止能力の高さは群を抜いており、

リーグ最高を記録すること9回、

5割以上を9回記録しており、

うち1回は.603を記録しています。

通算での盗塁阻止率は.457と非常に高い数字を記録しています。

これは肩の良さはもちろんですが、

送球のコントロール、

小柄な身体を活かした俊敏さや、

捕ってからの送球に移行するスピードが高次元でバランスしていることが要因です。

また、晩年でも盗塁阻止能力の衰えは少なく、

引退前年のシーズンも.520を記録しています。

一塁走者を牽制で差すこともあり、

時には座ったままの送球でアウトを捕ることもありました。

キャッチング・リードについても評価が高く、

投手陣の信頼も厚いキャッチャーであると同時に、

現役終盤は若手バッテリーの指南役としての立場も担いました。

しかし、守備率でリーグ最高を二度記録している一方で、

リーグ最多の失策を3回、最多の捕逸を2回記録しています。

まとめ

捕手としての出場試合数が史上最多の2427試合となっているイバン・ロドリゲスですが、

その守備力からどうしても守備が注目されることの多い選手ではありますが、

その打撃力があったことから長い現役生活を過ごすことができたのは間違いありません。

また守備は晩年でも衰えは少なかったことも長い現役生活の要因になると思います。

そういった意味では、

守備負担の大きい捕手というポジションでの出場機会の多さこそが名選手の証であり、

イバン・ロドリゲスが名捕手たる所以と言えると思います。

メジャーの選手の中では小柄な部類のイバン・ロドリゲスでしたが、

身体能力が高いことは間違いありませんが、

小柄であることを活かしたフットワークの良さがあったことは事実です。

自分のウィークポイントをストロングポイントに変えている点は、

全球児が見習わないといけないポイントかもしれません。

派手さの中にも緻密さを兼ね備えているあたりも含め参考としてみると、

更に自分自身がレベルアップできるかもしれませんね。


関連コンテンツ:



COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です