プロ野球・メジャーリーグ

【セリーグ】プロ野球のキャッチャー守備ランキング・阪神梅野選手が無双

セリーグキャッチャーランキング

アイキャッチ引用:日刊スポーツ

キャッチャーは打撃だけでなく、守備においても様々な能力を要求されます。

しかし、配球や盗塁阻止率がクローズアップされることが多く、

その印象だけで「守備力の無いキャッチャー」と評価されることや、

逆に「優秀なキャッチャー」と評価されることがあります。

本記事では、セントラル・リーグの守備成績(2018/8/18付け)からキャッチャーの成績を数字でまとめて紹介することで、

数字上の「優秀なキャッチャー」は誰かを明確にしたいと思います。

なお記事中の「規定試合数」とはチーム試合数の×1/2になります。また、各球団名は一般に分かりやすいと思われる略称を用いています。

セリーグ捕手守備率ランキング:阪神梅野選手のフレーミングに必見

守備率とは「守備機会に対して失策しなかった率」のことであり、守備率が高いということは、

すなわち「守備機会に対して失策が少ない」ことを示します。

ちなみにキャッチャーの守備機会とは、刺殺・捕殺・失策数の総計です。

捕逸(パスボール)は捕逸としてカウントされ、

失策にはカウントされません。

キャッチャーはプレーの内容から失策が起こりにくいことから、

守備率は他ポジションと比較して高い傾向があります。

では、規定試合数に到達しているキャッチャーの守備率については下記にまとめました。

順位選手名守備率
1位梅野 隆太郎(阪神).999
2位嶺井 博希(横浜).996
3位小林 誠司(巨人).995
4位中村 悠平(ヤクルト).994074
5位會澤 翼(広島).994071
6位松井 雅人(中日).9939
7位大野 奨太(中日) .992

守備率の1位は昨シーズンから正捕手として固定され、

ファンからも認知されつつある阪神の梅野選手でした

2014年には規定試合数に到達しながらも捕逸が0個であり、

捕球技術は高く評価されているキャッチャーになります。

また、フレーミング能力についても定評のあるキャッチャーになります。

フレーミング能力とは、投手が投げた「際どいゾーンの球」をミットをずらしたり体を寄せることで、

審判にストライクをコールさせる一種のスキルです。

2位は横浜の嶺井選手でした。

今シーズン開幕時点で規定試合に到達しているシーズンはありませんが、

2017年は50試合に出場し、守備率は.996を記録しています。

今シーズン途中にはトレードでオリックスから伊藤光選手が加入したこともあり、

シーズン終了まで規定試合の出場を維持できるか注目です。

何かと注目されることの多い巨人の小林選手は三位でした。

決して低い数字ではないため、

シーズン終了時の成績に期待したいと思います。

ちなみにセ・リーグ出身の「名捕手」とされるキャッチャーの通算守備率ですが、

元ヤクルトの古田敦也氏は1959試合出場で.997、元横浜/中日の谷繁元信氏は2937試合出場で.996となっています。

守備率自体が守備範囲を考慮に入っていない指標ではありますが、

両名の通算守備率を越えてくるような選手が出てくることを期待したいと思います。

セリーグ捕手盗塁阻止率ランキング:歴代では古田がやはり1位

盗塁阻止率は盗塁の企図数に対して盗塁を阻止した率であり、

盗塁阻止率が高ければ高いほど「盗塁への阻止能力の高いキャッチャー」だと言うことができます。

しかし、一般に強肩とされるキャッチャーは盗塁を企図(きと)されること自体が少なく、

また企図される際は自信が強くある時であることから、

阻止するのは困難な傾向があり、

盗塁の企図数は減り盗塁阻止率は下がる傾向があります。

またピッチャーのクイックモーションや、

球速・球種に作用されることもありますが、

キャッチャーを評価する指標として一定の機能はあると考えます。

なお基準としては、三割を越えていれば十分高く、

四割を越えれば超一流であると考えれば良いと思います。

では、規定試合数に到達しているキャッチャーの盗塁阻止率について下記にまとめました。

順位選手名盗塁阻止率
1位梅野 隆太郎(阪神).340
2位中村 悠平(ヤクルト).296
3位小林 誠司(巨人).294
4位嶺井 博希(横浜).243
5位松井 雅人(中日).207
6位大野 奨太(中日).200
7位會澤 翼(広島) .162


1位は守備率同様に阪神の梅野選手でした。

入団以来、強肩を誇るものの二割台だった盗塁阻止率は2017シーズンには.379を記録しています。

今シーズンは梅野選手の強肩も周知となり相手選手も「自信がある時」しか挑戦しないため、

より盗塁阻止は困難になっているはずです。

今シーズン終了時に、昨シーズンの成績に対してどのような成績を残しているか注視したいと思います。

二位はヤクルトの中村悠平選手です。

2015年にはゴールデングラブ賞を受賞しており、

通算の盗塁阻止率は三割を超えており、

今シーズンも三割を狙える成績を残しており、シーズン終了時点の成績が気になるところです。

3位は強肩キャッチャーのイメージがある巨人の小林選手でした。

昨シーズンは.380をマークし、

二年連続のリーグトップを記録していますが、

今シーズンは三割を下回っており、

小林選手としては物足りない成績となっています。

しかし、小林選手も、成功率の高い盗塁を相手にしていることから、

ここで成績を残せるかが「歴代の強肩キャッチャー」に名を残せるか正念場だと考えます。

なお二割前後の盗塁阻止率は正捕手としては低い数字と言わざるを得ません。

ピッチャーの協力も必要であるため、

キャッチャーだけの責任ではありませんのでバッテリーで改善が必要だと考えます。

ちなみにセ・リーグ出身の「名捕手」とされるキャッチャーの盗塁阻止率ですが、

元ヤクルトの古田敦也氏は.462、元横浜/中日の谷繁元信氏は.368となっています。

二人とも現役終盤は衰えもあり数字を落としていることから、

全盛期にいかに高い成績を残していたか分かると思います。

ちなみに古田氏の盗塁阻止率は歴代一位となっています。

橘裕司
橘裕司
古田レジェンドすぎやろ・・・。

セリーグ捕手捕逸数(パスボール)ランキング

捕逸(パスボール)とはピッチャーが「捕球可能なコース」に投じた球をキャッチャーが捕球できず、

ランナーが進塁することになります。

暴投(ワイルドピッチ)との違いは「捕球可能なコースか否か」です。

捕球可能なコースであれば捕逸となりますし、

捕球不可能なコースであれば暴投となります。

なお落ちる球が得意なピッチャーが多いチームのキャッチャーは不利となりますが、

ブロッキング↓の能力が分かる指標になります。

ブロッキング能力が高ければピッチャーも安心して変化球を低いコースに投げられたり、

腕が振れたりするため、

ブロッキング能力はピッチャーの信頼を得るために大事な能力です。

なお基準としては、過去の名捕手の成績から5〜7個が標準と考えていましたが、

近年は複数のキャッチャーでシーズンに臨むチームが多いことから、一人一人の出場試合数が減り、

昨シーズンは6個がリーグトップであるため、5個が一つのボーダーになると考えます。

では、捕逸数について下記にまとめました。

捕逸数に関しては規定試合数関係なく、記録している選手を紹介します。

順位選手名捕逸数
1位梅野 隆太郎(阪神)4
1位嶺井 博希(横浜)4
3位小林 誠司(巨人)3
3位大野 奨太(中日)3
5位石原 慶幸(広島)2
5位古賀 優大(ヤクルト)2
5位岡崎 太一(阪神)2
5位高城 俊人(横浜)2
5位中村 悠平(ヤクルト) 2
5位松井 雅人(中日)2

阪神の梅野選手が守備率・盗塁阻止率に続き、捕逸数でも一位となりました。

橘裕司
橘裕司
梅野無双モード!!

昨シーズンは112試合出場で4つの捕逸となっており高いブロッキング能力を示していました。

今シーズンは89試合の出場で4個となっています。

今シーズンは低捕手定着の一年目でもあることから、

疲れの溜まってくるシーズン後半を何個の捕逸で乗り切れるか注目が必要です。

横浜の嶺井選手は守備率も高い選手ですが、

昨シーズンは50試合の出場で2個の捕逸を記録しており、

今シーズンは既に上回っています。更に新加入の選手との競争もあり、ポジションを守りきれるかに注目が集まります。

三位タイとなっている巨人の小林選手ですが、

昨シーズンは137試合の出場で捕逸数2を記録。守備率(.995)と盗塁阻止率(.380)も高く、

ゴールデングラブ賞を受賞しました。

今シーズンは既に捕逸数が昨年を上回っており、これ以上増えてしまうと、

二年連続ゴールデングラブ賞には黄色信号になると考えます。

小林選手と並んで三位タイとなっている中日の大野選手ですが、

今シーズンは正捕手となるため、日本ハムから移籍しましたが、今一つ定着できていません。

移籍初年度ということもあり、ピッチャーの特徴を掴んだり、コミュニケーションを取ることで捕逸数は増減する可能性があります。

一方で捕逸の少ない選手としてはヤクルトの中村選手がいます。

2015年にはゴールデングラブ賞を受賞しており、

昨シーズンは守備率.999を記録しています。

捕逸数は6個でリーグトップとなっていますが、

出場試合数が126と多いことが原因の一つであると考えます。

ここでもセ・リーグ出身の「名捕手」とされるキャッチャーの通算捕逸数と比較すると、

元ヤクルトの古田敦也氏は104個、

出場試合数から算出した位試合あたりの捕逸数は0.05個。

144試合に換算すると7.6個となっています。

一方で元横浜/中日の谷繁元信氏は118個、

こちらも出場試合数から算出した位試合あたりの捕逸数は0.04個。

144試合に換算すると5.8個となっています。

名捕手とされる選手のそれぞれの捕逸数を下回ることができれば、

正捕手として信頼される選手になれると考えます。

まとめ

今回数字でまとめて見た結果ですが、

阪神の梅野選手が現在の成績を維持してシーズン終了を迎えた場合、

初のゴールデングラブ賞受賞があるかもしれません。

一方で巨人の小林選手は二年連続のゴールデングラブ賞には現時点では難しく、改善が必要かと思います。

今回名捕手との比較もしましたが、

現在各球団の正捕手は急速に若返りが進んでおり、

プレーにおいて発展途上の部分もあると思います。

各選手の今後の進化にも期待したいと思います。

また現在は一人の正捕手でシーズンを乗り切るよりも、

複数のキャッチャーでシーズンに臨むチームも多く、

その点ではこれまでの通算記録について捕逸数等は比較が難しいことが分かりました。

また6球団の中では中日のみ二選手が規定試合に到達しており、

正捕手の固定が上手く行っていないまま併用しているように感じます。

複数のキャッチャーを併用する場合であっても、

正捕手は有る程度固定し、

休養やピッチャーとの相性で併用する方がチームの意志が一貫しますし、

どちらの選手が正捕手となるのか注目したいと思います。

数字で見てみるとイメージとは違ったことや結果が分かることもあります。

皆さんも是非イメージだけでなく、数字も活用することで、より野球が面白くなるかもしれません。


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