こんにちは。元シニアリーグでバリバリ野球をしてました、橘裕司です。
今回は硬式野球チームでプレイする選手の「親御さんの苦労」についてです。
球児のあなたはなんだよ親かよ、知らねぇよ、と思いましたか?
あなたがシニアやボーイズに所属する球児でしたらアウトです。改心しましょう。
この記事を書こうと思ったのは、2017年10月15日に放送のあったNHKスペシャル「怪物球児たちの秋」でドラフト注目選手、広島カープに入団した元広陵の中村君が、
「親に感謝できない人間は野球が上手くならない」
とインタビューを答えていて、ふむふむそうだな。と思ったからです。
今思えば、中学時代にシニアリーグで野球をしていた私ですが、親に感謝が足りなかったなと思っています。
でもそれは親がどれだけ息子の所属するシニアチームの運営を手伝っているかということを理解していなかったからなんですね。
私は社会人になり改めてその苦労を理解できました。ですので今、硬式野球クラブチームで練習している選手にはその現実を知っておいて欲しいなというのが今回の趣旨です。
- 硬式球児の親はチーム運営のために寝る間を惜しんで手伝いをしている。
- それも子供が元気いっぱい好きなことに打ち込んで欲しいと願っているから。
- いじめさえあるほどギスギスした世界でもあるので精神も削られる。
- 親に感謝の気持ちを忘れずに野球を頑張ろう。
親は全ては息子のために苦労を買って出ていることを忘れてはいけない

シニア、ボーイズ、他にもポニーリーグなど学校の部活を離れている球児たちにはわかって欲しいのが、硬式クラブチームで野球をする息子がいると親は本当に大変なのです。
球児の親の仕事内容はチームによりますが、それでも軽く思いつくのは…
- グラウンド整備の手伝い
- 練習試合の審判、スコアボード係
- 選手たちの昼食を作る(ママ担当)
- イベント開催のお手伝い(大晦日や年始、全国大会壮行会など)
これを毎週土日、平日も練習しているチームであれば平日もやっています。
お父さんは平日仕事してますからね。お母さんは専業主婦だとしても大変です。
これに加えて、公式戦があればバスの運転を手伝ったり、ママさんたちはチームが全国大会に出場するようものなら千羽鶴も折ることになります。
練習するグラウンドが家から遠かったら車での送り迎えももしかしたら必要かもしれません。
私が中学生の頃は、
と思ってました。
正直野球の練習で頭いっぱいでなりふり構っていられなかったです。
でも社会人になった今思うのは、
と思うくらいこれって実は重労働なんですよね。
「守るものがある人間は強い」
と言う言葉が表す通り、自分の息子が夢に向かって頑張っているなら全力でサポートしよう、というのが親心なのかなと。
寝る間を惜しんで息子の野球に付き合う。でも、それって素晴らしいじゃないですか。
選手たちはそれだけ息子のために親は尽くしているんだよということは理解しておいて欲しいなと思う限りです。
職場いじめならぬ、シニアボーイズいじめの存在

組織やチームになると子供の間でもいじめがあるように、親の間で「いじめ」はあります。
これは日本が村社会で文化形成してきた歴史もあり、かつては鎖国までしていたこの日出る国・Japanだからこそ起こるのかもしれません。
このいじめの代表格にいるのはだいたい性格悪そうな顔したレギュラーのお母さん。⇩こんな感じ。

手伝いにあまりこない父兄などいればママさん最強グループを形成し、徹底的に気に入らない誰かの選手の父母をいじめます。
これは実際に僕の母親が一時期いじめられたことがあると最近赤裸々に語ったことで僕は知りました。
私の家は両親が共働きで、土日に手伝いにいける余裕があまりなかったんですが、それでも一生懸命手伝いに来れるように頑張っていました。
でも何回か仕事を手伝えないと、すぐに標的にされてしまうと言ってましたね。
これは私も当時は気づかず悪いことしたなぁ、と思うばかりで、私を気遣って愚痴を言わなかったんだろうなぁ、と思いました。
父は父で、母のそのいじめの話は気づいていなかったみたいで、その話を聞いた時に母親に謝っていました(笑)
家族っていいですよね。確実に野球で家族の絆は強くなりました。
今息子・娘がクラブチームに所属しているというお父さん、お母さんの人間関係も注意して見てあげてくださいね。
選手諸君は親もいろいろ大変なんだよってことを理解しといてください。
いじめって本当に精神的にきますから。
私の母親は当時を思い出して泣いてましたからね。
かぁちゃんごめんよ、俺プロ野球選手になれなかったよ。
あ、ちなみに私の母親へのいじめがなくなったのは、私がレギュラー入りし、チームのクリーンナップの一角を担うようになった時だったそうです。
子供のステータスも親の人間関係の中ではかなり重要だそうです。
選手諸君、親を救いたいならチームの主力選手に成り上がれ。
できる、できないじゃなく「やる」んだ。
親にいつもありがとうと言ってみよう

ちょっと照れ臭いけど、2ヶ月に一回くらいは親に「いつもありがとう」と言うようにしてください。
僕がこれをされたら正直泣く。というか今想像するだけで泣ける(←子供まだいない)
「ありがとう」の一言だけで親は報われるんです。
子供に期待をかけすぎるのは違いますが、親はなんだかんだで自分の子が、
「プロ野球選手になって我が家は富豪になるんや!」
なんて思っていないですし、
自分の子が目一杯楽しく時間を過ごして欲しいと思っているんですよ。
これから高校野球、大学野球、社会人野球(もしくはプロ?)と長い野球人生が続く人も多いかと思いますが、今という親と共有できる時間を大切にしてくださいね。
以上、駄文でした。
以上、硬式野球シニア、ボーイズリーグの選手の親も苦労・いじめはあるよ?…の話題でした!