高校野球への進路

中学野球選手の進路ってどう決まっていくの?野球名門高校への進学方法

こんにちは、橘裕司です。

今日は選手も親も頭が痛くなる中学生球児の進路の話です。

「進路だけは失敗したくない…!! 」

と思うのが普通の感覚ですよね。

これは野球に限らずそうですが、

「できるだけ環境の良いところに身を置きたい」

「将来に不安を持ちたくない」

というのがあなたも私も含め全員の総意だと思います。

中学生の場合、最後の夏の大会が終わるとどこの高校で野球をしよう、名門校行きたいな、でも名門校って偏差値高いから受験勉強しなきゃ・・・という球児は多いですよね。

桑田・清原、時代飛んで中田翔、清宮と甲子園では毎年スターが生まれてるけど、彼等はいったいどうやって高校に入っているのだろうか?

まさか頑張って勉強したのかな?

などなど疑問がいっぱい湧いてくると思います。

さて、どうやって名門校のスターたちはPLや大阪桐蔭、早稲田実業に入学し華々しく活躍しているのか?

そこでまさに野球一本、偏差値40以下で偏差値60の某超野球名門高に入学した僕がネタ晴らししていこうと思います。

とりあえず結論を言ってしまうと、彼らのようなスターは99%推薦で名門校に入学しています

では、

「その具体的な方法は?」

「僕は?」

「うちの子はどうしたらいいの?」

という方に向け、今回は記事を書いていこうと思いますよ。

軟式野球と硬式野球出身かで推薦を獲得できる可能性は変わってくる(コネクションはとっても大事)

Youtubeでジャイアンツカップと打つと最初に出て来た動画ですが、これは中学硬式野球チームの頂点を決める全国大会です。(みんなガタイがいいですね)

毎年この大会では怪物が生まれます。例えば2017年は佐倉シニアの彼です↓

この大会には、高校野球のスカウトたちがこぞって観戦に来ています。

まず、中学野球には軟式(中学の部活ですね)硬式(シニアリーグ、ボーイズリーグ、ポニーリーグ等)の2つがあります。

  • 軟式:柔らかいボール
  • 硬式:プロと同じ硬いボール

中学軟式野球部はM球を使っているみたいですね。

こんな感でのゴム製のボールです。

硬式はプロでもおなじみのかっこいいやつです。

眺めてるだけでもワクワクする。

さて、本題に戻しますが、軟式、硬式出身者を有名選手で例えると桑田は軟式野球出身、清宮は小学校からリトルリーグ(硬式)、中学は調布シニアとバリバリの硬式出身。

あっさり言ってしまえば、基本的に中学軟式野球から高校の名門校に入るのは硬式出身より難しいです

なぜなら軟式には名門校への「コネクション」があまりないんです。

軟式野球部でも、例えば修徳中学とか明徳義塾中学レベルの強い野球部がある有名私立中学の場合は話は別です。(どっちもそのまま高校上がっても強いけど)

有名私立中学であれば監督など指導者が元々有名な選手だったり、中学野球部の全国大会には高校野球のスカウトも来ますからコネができやすいです。

しかし、全国大会に出れない、普通の軟式中学にはコネがない場合がほとんどです。

ちなみに硬式であれば全国大会に出るレベルでない弱小でも、驚いたことに県内であれば名門校のコネクションがあります。

実際に僕が高校球児の時代に、毎年県内ベスト16に入る高校野球部のエースは弱小シニア出身、そのシニアでも2番手投手でしたが、入学は推薦でした。

軟式でコネクションがない場合、選手はどこかの高校野球部にスカウトされるのを待つか、名門校野球部のセレクションなるものに参加するのが基本となります。

硬式出身でも、コネで希望の高校野球部からオファーが来なかった選手もやはりこのセレクションに参加します。

私はそのパターンでして、何校かセレクションを受けました。

実際に中学硬式野球チームのコネクションはどんなもんなのか?

硬式のクラブチームはやはり、中学の部活の軟式野球とは違い指導者も優秀且つ豊富な経験を持つ場合が多いです。

基本的に元甲子園球児やプロ意識高い人が指導者である可能性が高いのです。

部活よりも一段高いレベルで野球をするためのクラブチームなのでまずそこで指導を受けた選手の野球スキルは高いです。

また、当たり前ですが硬式はプロ野球を夢見る選手が軟式の部活よりも比較的多いのです

僕が硬式で選手だった時代、他チームとの対戦でも所謂中学生3年生で139kmとか投げるピッチャーとか、横浜スタジアムのバックスクリーンにホームランぶち込む強打者が普通にいました。

中学時代見た中で一番凄かったのは桐蔭学園に進学した望月選手でした(年上でしたが)。

7:40〜くらいで現ヤクルトで活躍している成瀬投手から1年生でホームランをかっ飛ばしています。

ですので必然的にレベルの高い野球の世界を知っているという意味でも、選手が育つ環境が十分に整っていると言えます。

問題は部活より高い月謝くらいですかね。

5千円〜1万円/月くらいシニアの運営費として払っていたかと思います。これに親のチーム運営の手伝いが加わります。(これがかなり大変)

高校の指導者としても、勝てるチームを作るのにまずは硬式出身のプロ意識高く硬式にも始めから慣れている、レベルの高い環境で揉まれてきた選手が欲しくなるのは必然でしょう。

大企業が学歴の高い学生を欲しがるのに似ています。

つまり、年々硬式の指導者と、名門校の監督の間の繋がりは、選手を送り込むことで強化されるばかりであり、これが硬式チームのコネになります。

例えば僕の場合で言うと、硬式野球出身だったのですが最後の夏の大会が終わったと同時に監督に呼び出されました。

監督
監督
おう、橘。夏の大会はお疲れさん。ところでおまえ、どこの高校で野球やりたいんや?
橘裕司
橘裕司
いやーまだなんも考えてなくて。
監督
監督
〜高校はどうや、甲子園狙えるんちゃうか?それかこの高校はどうや?2年生から確実に試合に出れるし特待生で学費タダやぞ。

 

などなどと10校くらい候補を出され(ある程度もう高校指導者と話はしてる)希望をその10校の内から出せばその場で高校入学資格Getというわけなんです。

「形だけ」セレクション受けることも高校の方針によってはあります。

夏の終わりに高校が決まるので、周りが受験であたふたしている中、緊張感なく教室でダラダラする日々が始まります。

(球児の皆さん、この時期に努力できるかどうかで高校野球3年間に大きな影響が出ますよ!)

上の監督の言葉にもありますが、特待生で授業料完全にゼロで入学できるとか黒い話もされたりします。

私のような裕福ではない家庭からしたら美味しい話なわけです。

私の話を少しすると、中学球児だった当時は、異常にプロ野球選手になりたいという意識が高かったので、

橘裕司
橘裕司
○大○高がいいです
橘裕司
橘裕司
○浜がいいです

とかバリバリの名門校の入学を主張しまくりました。

結局、その辺りの名門からはオファーがなかったのでセレクションを受けることになりました。(悔しい!)

中学3年生の野球セレクション?

漫画Majorを読んだ人は海堂高校のあの壮絶なセレクションを思い浮かべるかもしれませんが、実際は各自バラバラで学校訪問して一人一人見るのが通例のようでした。

僕の場合はひたすら超名門を6校くらい受けて、4勝2敗の結果に終わりました(受からなかったのが上で主張していた二校、涙)。

セレクションの内容は以下のようなもので、どこの高校も基本は同じでした。

  • 50m走測定
  • 遠投測定
  • ノック(希望ポジション)
  • ティーバッティング
  • フリーバッティング
  • 監督面談(10-15分くらい)

引用:http://www.hb-nippon.com/column/437-baseballclub/7419-20121221no86

上の写真で帝京は野球部訪問という日程設定をしているのでこちらは一日でサクっとやっちゃうタイプなんですかね?

監督面談に関しては、

橘裕司
橘裕司
全国制覇したい
橘裕司
橘裕司
キャプテンになってチームを引っ張っていきたい

と言ってればOKです。どうせみんな同じことを言いますし大人からするとどのように選手を活用して全国制覇を目指すしか考えてません。

ですので、必然的に「野球の実力勝負」です。パッションは意外と人の心を動かさない。実力のある者のパッションのみが人に響くのです、私たちの住む社会では。

セレクションで良い結果を残せば、監督からその場で「ぜひ来て欲しい、他の高校も受けるのか?」などなど話があります。

僕のセレクション経験としては遠投110mの爆肩だったのでそれが「売り」になりスムーズに合格することが多かったです。あなたもこれからセレクションを受けるのであれば売りを作りましょう。

最後は就活内定多数持ちの東大生かのごとく、名門校野球部をどれにしよーかな状態で選ぶ立場にありました。

行きたいところだけ落ちたけど。

面白いのが、セレクションで出会った他の選手が2年後に甲子園でヒーローになっていたり5年後にプロのマウンドで活躍していたりすることです。

プロの夢叶わなかった僕としては悔しさを感じつつも感慨深くあるわけです(笑)

実は、合格の基準はけっこう「早い者勝ち」だったりするんです。

こいつは外野で使おうとかピッチャーで使おうとか監督の頭の中で絵が描かれるんですね。

監督には作りたいチームの形がありますからね。

毎年各高校野球部に推薦枠があり、名門は最大でも20人くらいの枠があると思います。

スカウト大半枠が埋まってしまうのが実情なので、セレクションの枠は中々狭いですし良い選手が現れた、と監督が即決めしてしまい枠が埋まってしまうこともあるのでセレクションは早く行きましょう

もはや最後の夏の大会が終わったらその次の日にセレクション受けましょう。

中学野球が終わった解放感から女の子と遊んでいる場合ではないのです。高校が決まったら遊びましょう。

ちなみに僕が落ちた2校は外野と投手がもうがっちりスカウトで埋まってしまっているということでしたが、セレクション枠もあるはずなのでたぶん他に受けた選手が僕より魅力的に見えたということなんでしょう。完敗です。

とにかく、セレクションに合格すればその場で入学内定、9月くらいから周りが高校受験シーズンなのに自分だけ3月まで劇的に暇です。

「高校なんてどこでもいいや〜」というヤンキーグループしか遊ぶ相手おらず、自分を律することをまだ中学生なのに求められます

僕の元チームメートはダルビッシュばりに不良集団とタバコ吸ってました。(笑)

入学後に推薦で入ったりして野球部辞めたら学校も辞めなあかんの?

全く関係ないんですが画像はあざとく東大生と結婚したいと主張する入澤優さんです。

みんなに嫌われながらも堂々と戦う姿が好きです。

最近大学を退学したようです。

本題に戻りまして、退学の部分を伝えたかったんです。

「野球推薦とか特待生で入学して、野球辞めたらどうなるのか?」

ここ、すごくグレーな部分ですよね。

大体が同じ高校に留まるのは気まずくて転校してしまいますし、さすがに「特待生」の授業無料とかで入学すると授業料は払わなければならなくなるはずです。

僕のいた高校野球部は大学付属で特待生枠はなかったですが、

  • 厳しい練習
  • 部内でのいじめ横行
  • 疲労に伴う大怪我、負傷

などで毎年40人近くの新人が入るのに夏が過ぎるころには20人くらいに減っていました。(ブラックでした…)

その野球部を辞めた20人のうち7-8人くらいは野球で入学しているわけですが、普通に学校に残り3年間通学し卒業し、そのまま付属大学に進学していました。

さすがに学校での居心地は良くないらしく、ヤンキーグループに入るパターンが多かったです。

若しくは怪我で辞めた訳ではないならボクシング(プロになった人も!)とかブレイクダンスとか始めた人もいて、即刻退学なんてことはなかったです。

つまり辞めても少し野球部関係者には気まずいですが、推薦で授業料を納めていれば卒業まで学校が面倒を見てくれることになります。(授業料が収入になるので考えてみれば当たり前ですね)

怪我で辞めて一念発起して勉強し、一ツ橋大学とか受かって今は官僚になった人(よく飲みに行ってます笑)もいたので人生わかりませんよね。

人の人生はそれぞれだな、と。

やっぱり進路って難しいし考えるの辛い

なんだかんだ、中学生に進路自分で決めろというのは中々悩ましく・難しいことで、やっぱり行きたいと思う場所(高校)に飛び込んで甲子園を目指すのもよし、プロを目指すのもより、背番号貰えずスタンドで応援するもよし、怪我で辞めてそこから這い上がるのもよしと、人生とにかく前を向いて走り抜ければいいと思ってます

僕自身も野球は大学に入る前に長年の古傷が響きプロを諦めた時にすごく落ち込み、3ヶ月くらいは灰のような生活をしていましたが、前を向くことで今のところ後悔のない人生を送れていると思っています。

中学生で進路に悩んでいる人は「直感」で行きたいところに飛び込んだ方がいいです。

中途半端に自分のレベルに合った高校なんて選択肢を持たず、チャレンジし続けて欲しいと思う次第です

いいじゃないですか、背伸びをしても。周りの言うことなんて気にすることないです。行きたいと直感で思う高校は全てセレクションを受けましょう。

私も「超名門しか興味がない」と言っていたら色んな親御さんから、

チームメートの親
チームメートの親
身の丈に合う高校を選ぶべきだ!
チームメートの親
チームメートの親
甲子園どころかレギュラーになれなかったら後悔するぞ!

とくだらない助言をたくさんいただきました。フルシカトして本当に良かったです。

橘裕司
橘裕司
僕は周りに凄い奴がいたから頑張れたし野球の実力も飛躍した。

中途半端に賢く「試合に出れそうな弱めのチームに入る」とか本当に後で後悔するのでやめたほうがいいです。子賢い中途半端な人間は突き抜けることができず、結果的にはいつまでも社会に搾取され続けますからね。

橘裕司
橘裕司
突き抜けよう!

チャレンジしたことは、後に成功しようと失敗しようと糧になりますし、レベルの高い人間と過ごす3年間はあなたの人生の価値観も大きくプラスに変えますよ

若いうちに失敗をいっぱいするくらいの気概がちょうど良いと思いませんか?

10代での失敗なんて人生失敗だらけ・傷だらけの、もう30歳超えたおっさんの僕には1ミクロンも痛くないですよ(笑)深く考えすぎなんです。

橘裕司
橘裕司
死ぬこと以外、かすり傷!ってなんか流行ってたよね

因みに中学野球をどの環境に託すべきか?という記事も他で詳細に書いていますので興味のある方は覗いてみてくださいね。

以下は参考までに上記でも出た帝京野球部のセレクションの話です。

ちなみに最近中学野球で僕が関心を寄せているのは、佐倉シニアの度会(わたらい)選手です。

バッティングセンス溢れ、足も俊足です。国際大会でも3番打者としてクリーンナップを任され、打率6割越え(11打数7安打6打点)で大会最優秀選手に選ばれました。

参考:度会隆輝

あの元プロ野球選手、度会博文選手の息子であり、現在日本一との呼び声高い佐倉シニアで鍛えられた度会選手は今後横浜高校でどのような実績を残していくのか、楽しみですね。

引用:http://bit.ly/2rl8GIo


その他にも注目選手目白押しです。

以上、この記事があなたの参考になっていれば幸いでございます。

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