プロ野球・メジャーリーグ

藤浪選手がイップスでやっつけられすぎるのは一流の証だと思うんです

こんにちは、橘裕司です。

球児を苦しめるイップスについて記事「『イップスを克服する方法』野球で発生する原因・症状を理解して治療」を書いています。

今回は今シーズンも制球に苦しむ藤浪選手からみるイップスについて書いていこうと思います。

昨シーズン物議を醸した、藤浪の度重なる右打者へのデッドボール。

本人が吹っ切れるまで阪神ベンチ、及びファンは見守りたいと思う気持ちはわかるが、ぶつけられるバッターとしては最悪選手生命に関わったりもするし、軽い怪我で済んだとしても1軍ベンチを離れ、戦線離脱することになったら年俸にまで大きく響く。

チームとしても主力選手が1軍からいなくなることは戦力ダウンなので大ダメージ。

「たまったもんじゃない」というのが他チームの率直な感想だろう。

つまり制球力が定まらない藤浪も辛いし阪神首脳陣、ファンも頭が痛いし他チームも恐怖心があるという誰も幸せにならないこの症状、イップスだ。

藤浪のすっぽ抜けはいつから始まったのか?

藤浪がすっぽ抜けるのはいつだって右バッターのインコースに投げ込む時だ。

高校時代はどうだったんだろう?(⇩0:18〜)

基本的に全て外角球。

場面も満塁で高校生相手であれば外角に早い球ぶち込んどけば内野ゴロになるだろうというリードなのでこれはあまり参考にならない(他の高校時代の動画見ても右打者に投げているものが非常に少なかった)。

そもそもイップスとは「トラウマ」に近い。

精神的なダメージを受けた「経験」が、似たような場面になると無意識に思い出し、体にストップをかけるのだ。

私自身もイップスだったからわかる。

サードを一時期守っていたが、ファーストへのタイムリーエラーでその日から塁間のキャッチボールができなくなり、セカンドに回され悪化し、最終的には外野手になった。

結果的にはバッティングに集中できるようになったので打撃力が飛躍的に伸びて結果オーライだったのでが、克服するのは半年ほど時間がかかった。

ではプロデビュー戦はどうか?

ミレッジ、畠山にもどんどんインハイを投げている(7:04〜)。

2013年の時点では豪速球を武器にビュンビュン内角を攻め、無双していた藤浪。

君の歯車はどこで狂ったんだ?プライベートで何か暗示をかけられたのか?

と思ったらあった。間違いなくこの一件だ。

橘裕司
橘裕司
よりによってレジェンド黒田に・・・

球場も広島ファンで埋まってて罵声聞こえるし、しかも相手はピッチャー。

ただ、阪神バッテリーとしてはバントを失敗させようとするのでインハイに投げ込むのは間違っていない。

ただ、相手が悪すぎた。

  • レジェンダー黒田
  • バントの場面 
  • そもそも細かい制球力がない藤浪 
  • 広島球場
  • キャッチャーから内角の球を要求
  • 150kmを超える速球

という悪魔の方程式が成り立ってしまった。

こんな場面、私なら外角に投げて逃げる。

でもプロ野球はそういう世界ではなく、こういう場面を超えてこそ1軍ローテーションピッチャーなのだ。

しかしここで私は気づいた。

橘裕司
橘裕司
あれ?これ2015年やん

そもそも今までの死球数はどれくらいだったのか?

黒田が決定的な原因なのかもう少し調べて見た。そもそも普段からどんくらい当ててるんだろう。

参考:NPB 個人成績

2014年から毎年めっちゃ当ててる。

橘裕司
橘裕司
2017年に異常に取り上げられてるけど元々荒れ球やん・・・。

 

2014-2015年はセリーグ堂々の1位でそれ以降も上位につけている状況ですね。

参考:シーズン成績

藤浪をDisる気はないんだが間違いなくこれは球界随一を誇る荒れ球の持ち主。パリーグに2016年に西武小石投手が13個を記録しているので圧倒的な荒れ球という訳ではない。

ただ、藤浪がここまで取り上げられるのは、あの「殺傷能力の高い」直球という武器があるからだ。

2017年は登板数が例年の半分以下になっておきながら死球数は8、つまり今年はペースが早い。

なぜなんだ藤浪。

結論としては、藤浪は真面目すぎるからなんじゃないだろうか

Youtubeなどで藤浪について語る各ブログ漁ってもヒントを掴めなかった。WBCの中国戦で発症した説、ヤクルト戦の畠山説など色々あるが、多分これらは関係しているだろう。

ここからは推測になってしまって申し訳ないが、藤浪は真面目すぎる故、こうなってしまったんではないだろうか。

真面目すぎると言ってもプロ野球選手は全員基本的に真面目だ。だが、それを凌駕する程「真面目」なのだ。

別記事でもイップスになる選手の特徴は、

  • 想像力が強い
  • 真面目

の2つだと書いている。

プロ野球選手として制球力が足りないと感じ、制球力をあげようと猛練習したに違いないし、苦しんだにも関わらず、上動画のように死球を連発してしまっている。

これは精神的にもちろん来るものだし、プロの世界では結果を出せないと世間の目も冷たい。

ましてや相手の主力選手に死球を与えるうちに、

橘裕司
橘裕司
あーまたやった

という雰囲気が出てしまうので、それがどんどん自分の肩にのしかかっていく。

あのダイヤのA、強心臓男・沢村でも内角に投げられなくなってしまうのだ。

これは意識でどうにかなるような問題ではない。

桑田選手との対談もあり、ここでは「技術不足」が指摘された。

確かにイップス以前に制球力が足りないというのはよくわかる。制球力に自信があればそもそもイップスなんてなかなか発症しない。

落合元監督も、首脳陣がもっと藤浪の対策を考えなければダメだと指摘しています。

イップスは周りの助けが必要ですからね。

しかし、今シーズン、藤浪は荒れ球なしで7回を1失点に抑えた。

完全復活?という記事も多いが、右バッターに思いっきり内角に攻め込んでいないところを見るとまだまだなのだなという感じ。

バッター自体も少し及び腰になっているので藤浪の球を引っ掛けているという感じだ。

でも、こうした好投するという経験が積み重なり、近い将来に完全復活してほしいと思う。

私は彼の速球が大好きだ。制球が定まらないのは辛い。私も野球を辞めることを何度も考えた。

私は克服できたが、藤浪のいるプロの世界でとは違う。そもそも勝利を挙げなければならないというプレッシャーの中、このすっぽ抜けを克服するのは至難の技だ。

でも、プロ野球選手はそこで折れてはいけない。これだけ注目されるのも一流の投手ならではです。

藤浪が完全復活する日を、私は待っている。

橘裕司
橘裕司
誰やねん


COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です